NOBODY 9th ALBUM「BAD RHYME」2023reissue | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

前スレッドでわたくしの好きなNOBODYの最新作(?)「RARE NOBODY」が出た事を記した。

タワーレコードオンライン限定販売だったのだが、実はNOBODYは一昨年デビュー40周年を迎え、その一環で過去の全アルバムをタワーレコード限定リリースでリイシューして昨年発売していた。

どのアルバムもボーナストラックを充実させての再販だった。

そのボーナストラック音源はファンとしては惹かれるも、全作買うほど懐具合は裕福でない。

すでにオリジナルで持っているし、ボックスセットも購入してるし…。

そんな中で1作、どうしても欲しいリイシュー品があった。

彼らの9作目となる「BAD RHYME」というアルバム。

上掲画像の帯にあるように「DVD」つまり映像が付いている!

正直、このDVD目当てで、先の「RARE NOBODY」と一緒にオーダーした。

 

この「BAD RHYME」はデビュー10年記念作で、さらにはWEAレコードに移籍して、海外のWEAからNOBODYをリリースするという話だった。

なので、日本では当時2枚組として発売し、1枚は海外用に全曲英詞のアルバム。

もう1枚が日本語によるアルバム。

(同じ曲が、英詞と日本語詞になっているのではなく全て別曲)

そもそもデビューアルバムは全曲英詞だったし、これでNOBODYも海外の活路も開けるか?とファンとしては楽しみにしていた。

ただ、当時の欧米はグランジとかオルタナとか、ポスト・パンクの流れを組む内省指向のロックがシーンを席巻しており、NOBODYもその路線のサウンド・作風で制作したもの。

サウンドはギターロックとしてはカッコイイのだが、楽曲自体が自分の中にすんなり入らずにいた。

やはり、日本の音楽シーンではまだそのサウンドがポピュラーではなかったのだろう。

シングルもアルバムもいつになく不活性な感じだった。

で、今回この再発アルバム用に書かれたブックレットのライナーノーツを読んでびっくり!

実は、海外での発売はされなかったらしい…。

そりゃ、酷い話だ…。

 

さてさて、このリイシューアルバムの帯を取って本来のアルバム表1を。

で、取った帯の裏には、当時の帯の再現が!

ファンとしてはこういう細かい気遣いは嬉しい限り!

今回の再発商品は当時2枚に分けた音源を1枚に詰め込み、さらに4曲のボーナストラック音源を収録。

そしてもう1枚のディスクがDVDとなっていた。

やはり、オマケなのにこのDVDが目当てです。

DVDには、この「BAD RHYME」から3曲同じスタジオ・シチュエーションで収録したミュージック・ビデオに続き、1988年3月に旧・渋谷公会堂で行われたライブを丸々収録したものが収められている。

本作「BAD RHYME」が1992年発表だが、1988年と言うと彼らの2作前に東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)に移籍後第2弾アルバムとなった「GOT A FEELING」に伴うレコ発ライブ。

「GOT A FEELING」でなく、何故「BAD RHYME」に収録…?

また、シュートしていたのに何故これまで世に出さなかったのか…?

エニウェイ、今の時代YouTubeで様々な映像が見つけらるが、まだまだNOBODYは映像が多いわけではないので、ファンとしてはありがたい!

で、ライブ部の映像ですが、やはりアクティブなNOBODYはいいですね~。

見入っていると、この映像が出ない理由が何となくわかった。

結構、ミス、トラブルが多い。

おそらく、当初はこのライブを映像商品として販売するつもりでビデオシュートしたが、結果そのクオリティーにあらずと本人たちが判断したのではなかろうか?

そして今の時代、許容キャパも広くなり、ボーナストラック音源ならぬボーナストラック映像としてなら、という事で陽の目を見たのでは、と推測しています。

 

この映像ディスクにも収録されていて、当時アルバムからシングルカットされた英詞曲「SUCH A SHAME」の映像をどうぞ。