元日に今さら「ゴジラ-1.0」鑑賞 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

新年早々、連日思いもしない不幸が起き、災害・事故に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

そんな元日、今年は夜に仕事が入ってしまったので、仕事前に映画でも観てから行こうと決めた。

ところが、今年は元日にしかも都合の良い時間にやってるのに興味深い映画が見当たらず、今さらながら昨秋公開の「ゴジラ-1.0」を観た。

上掲画像は公開時のチラシの1つなのでIMAXの文字が有るが、年明けともなるとメインの大きな優れたホールでは上映していないので、新宿「バルト9」の小シアターでの鑑賞。

もうどうせならと思い、大人になって初めて1番前の席で観る。

さすがにちょっと見上げる感じでの鑑賞にはなったが、前に椅子が無いので身体をずらし足を前に投げ出す感じで見入る。

 

さて、本作の印象は?

一言で言うと「良いが微妙」。

おそらく歴代全ゴジラ映画の中では、最初の「ゴジラ」に次ぐ2番目の出来かな?とは思う。

良くも悪くも、人間ドラマをしっかり描いているので、1ドラマとして見応えがあるのだが、その分主役がゴジラでなくなっている感じも…。

やはり、主役は「ゴジラ」でないと。

ただ、最新技術でゴジラの暴れぶりはリアルな感じもするので、ゴジラの凄さはしっかり感じます。

また、時代設定が第二次世界大戦~戦後で、最初は「?」とも思ったが、それを上手く使っての脚本だった。

今現在、戦争も起きているし、元日早々の大地震もあったので、こちらもそんな事を思うと、作り手が思っていないかも知れない所まで思いを馳せ巡らせる作品ともなってしまう。

キャッチコピーの「生きて抗え」とあるように「生きる、生き抜く」を大きなテーマとしています。

そして、この手の映画だとやはり「ラスト」ですね。

…ここからはネタバレになるので、まだこれからでも観たいと思っている方はスルーして下さいませ。

 

 

 

そのラストの幾つかについて。

案の定、死んだと思うゴジラに生命の息吹を感じさせる終わりをするのですが、あと1つ、浜辺美波演じるヒロイン、こちらもゴジラの放射能で吹き飛ばされ死んだと思うも生存しており、首に奇妙な痣が有るのが映され、ひょっとしてこのヒロインが次作(があれば)でゴジラになっちゃう??と言う考えも出来なくはない。

それと、鑑賞前にエンドロールの最後が怖い、と言う説も知りました。

これは、最後の最後に何かの映像が有るのではなく、最後のテロップに向かうところで、音楽が止み、ゴジラの足音が続き、最後にその咆哮が大きな音で流れると言う演出。

映像での脅しではなく、映像が無い状態で音で伝える事で、鑑賞した者によって感じ方が変わるといった手法。

ちなみに、鑑賞した上映後その最後のテロップの後、白黒映像で同映画のシーンが映し出され、何故か(時代設定的に?)今作の白黒版が公開されるとの事。(笑)

 

最後に、先日某店にて見つけた焼酎ボトルを。

紫蘇焼酎「鍛高譚」のゴジラ・ヴァージョンのボトル!(笑)

 

まだ、カラー版もどこかで、そして白黒版は近日公開なので、ご興味ある方はどうぞ。