あのキング・クリムゾンの創設メンバーであり、後のフォリナーの創設にも関わったマルチ・ミュージシャンのイアン・マクドナルドが去る2月9日に永眠された。
享年75歳。
ビートルズをチャートの1位から引きずり下ろしたモンスターバンド“キング・クリムゾン”のデビュー盤『クリムゾン・キングの宮殿』で「21世紀のスキッツォイド・マン」のサックス、「風に語りて」ではフルート、「エピタフ」でのメロトロンの演奏は全てこの人!
ギター、リズムセクション、ピアノ、ヴォーカルだけでない楽器でロックを演奏するなんて今時では見る事も稀だが、そんな異楽器(?)をロック、しかもプログレッシブ・ロックであれだけ瑞々しくそしてインパクトを残しながらもしっかり楽曲に根付いたプレイをしたのだから、この方才能溢れるミュージシャンだと思います。
ともするとプログレはなんだかよく解らん音楽で終わるリスクも有るが、この人の存在が「聴かせる歌(楽曲)」へバランスを保つ重要な役割を果たしたとも思える。
では、『クリムゾン・キングの宮殿』から「21世紀のスキッツォイド・マン」を、短い尺ですが当時1969年の超レアなライブ映像でどうぞ!
続いて、フォリナーの日本でも人気が高い「ダブル・ヴィジョン」も。
イアン氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
R.I.P!