築地本願寺でビートルズ再結成!あ、違う“ずうとるび”だ!! | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

昨日、緊急事態下の中、築地本願寺へ出向いた。

この日は盂蘭盆会ですが、まったく関係なくて、こちらの施設のプディストホールにて伝説のグループが再結成ライヴを行なうとの事で行った次第。

そのグループは70年代に一世を風靡したあの“ビートルズ”!とは真逆のタイプのグループ“ずうとるび”!!(笑)

 

多分、SMAPのようにバラエティー対応出来る日本最初の男性アイドルグループだったのでは…?

実は、それもそのはず今も続く人気番組「笑点」出身のメンバー。

かつては番組の不定期コーナーで「ちびっ子大喜利」と言う10代の男の子たちを集めて行う大喜利企画が有った。

そこに出演していた子たち(山田隆夫、江藤博利、今村良樹、新井康弘)が集まってデビューしたのだった。

そのデビューのきっかけもメイン的存在だった山田隆夫(当時)が番組で見事座布団10枚を貯め、その御褒美にねだったのがレコードデビューだった。

そこで、1人だけでなく同じ大喜利メンバーにも声をかけバンドでデビューしようという方向になり「ずうとるび」が誕生した。

当時は、小学生の自分は「笑点」毎週観てたし、「ちびっ子大喜利」は同じ世代に通用するネタも有り、本家の大喜利より好きだったんだよなぁ。

その後、人気はうなぎ上りで「学校そば屋テレビ局」と言うずうとるびと笑福亭鶴光がやる「8時だヨ、全員集合!」的なコメディ劇の番組も始まり毎週観ていたものです。

紅白歌合戦にも出場し、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのだが、結成から4年後に何故か言い出しっぺの山田が突如脱退表明をする。

グループは新メンバーを一般オーディションで募集し、池田善彦を迎えReスタートを切るが、4年後に解散を発表。

今回、前期の山田氏後期の池田氏も交えた初5人編成のパターンで再結成。

ちなみに山田氏は現在の「笑点」の座布団運び担当です。

 

ちょうど再度の緊急事態宣言も出たばかりで、払い戻しも対応する旨の案内メールも来たが、こんな機会もなかなか無いのでいざ築地へ!

小さなホールながらも、前から3番目の席で、満員状態ながら何故か自分の席の両隣は払い戻ししたのか空席…ソーシャルディスタンスを保てました。(笑)

開演すると緞帳が上がり、浴衣姿で夏祭りの夜のようなセット演出の舞台で5人そろって歌い出す。

4曲ほど歌うと江藤博利がMCを務め、その間に他のメンバーは着替えに戻る。

江藤氏曰く「ビートルズは8年間活動していたが、ずうとるびも同じく8年間の活動だった」との事でビートルと並んだみたいな話をしていた。

ここから、自分たちの結成の流れをセリフ劇っぽくしつつ、曲は池田氏の生ギターと新井氏のカホンでアンプラグド方式で進める。

まずデビュー曲で山田隆夫作詞作曲「透明人間」を演奏。

演奏終わり、山田氏が見栄を切るじゃないが注目を浴びるタイミングで、MC後に着替えに戻った江藤氏が派手目に登場。

一瞬、山田氏の顔が笑顔から曇った表情になった。

多分、まったくの偶然で悪意は無いのだろうが、ちょっとタイミングとしてはどうか…。

で、その後のメンバーとのやり取りも、江藤氏が仕切って回すのだが、山田氏には質問を振っておきながら答えようとすると「はい、どうもありがとうございました!」的なスカしを多用。

確かに、現役時のずうとるびは山田クンがふざけたりボケたりして、他のメンバーが突っ込むと言うのが1つの芸風だったが、なんか2人のやりとりのタイミングや求めるものがずれていた気が…。

それを上手く補い進行のアシストを務めていたのが今村氏だった。

この人が最も流れを俯瞰で見つつ、場内のファンにも気を遣っていたのが判る。

実は今村氏、はるか昔に仕事で1度お会いしたことがあり名刺交換したことが有ったが、いたって普通で低姿勢で感じの良い社会人でした。

そして、グループ後期のみ在籍の池田氏は先のギターや振りなどしっかりしていながら、先輩メンバーを立てて半歩引いた感じでいながら、時折突っ込みも入れ立ち振る舞いが見事でした。

この池田氏かつて新宿でカラオケパブをやっていて、仕事先の方に誘われて一度行ったことがありました。

2部編成で、途中休憩&換気タイムを設け、シングル曲やアルバムやB面のマニア曲も含め、1時間50分ほどのステージを披露。

アンコールでは最大のヒット曲「みかん色の恋」をパフォーマンスする際は写メのみOK!という大サービスぶり。

パフォーマンス中、お決まりの手拍子と撮影で大わらわのかつての女学生たち!

最後の最後までしっかり歌いショーは終了。

終演後、小さなホールながらも1列づつ規制退場。

ロビーには本人たち5名が揃って並び、お客さんをお見送りしてくれた。

 

それにしても、前回の高石ともや氏もそうだが、今回のずうとるびもまさか観るとは思わなかった…!

 

せっかくなので、一番の代表曲「みかん色の恋」をどうぞ。

 

続いて、個人的に好きだったナンバーで紅白出場時の「初恋の絵日記」の映像も。

(セリフを紅白バージョンのアドリブ利かせ、最後はお決まりの山田クンのボケ!笑)

 

そして今月発表の新曲「SAIKAI~ああ麗しのみかん色」も。