かつて流行歌手の三波春夫はこう言った。
「お客様は神様です。」
この言葉が勝手に一人歩きし、また各企業がより良いサービスの提供を心掛けてきたことで、かえって不条理な悲劇がこれまで生み出されてきました…。
テレビでも数多取り上げた、先日の都内のお弁当屋さんでの恫喝罵倒事件。
緊急事態宣言中の深夜に泥酔しマスクもせず来店し、スタッフに因縁をつけ暴言を吐き、スタッフの退勤時間を聞き出そうとし、更には殺ってやるからな!と脅迫。
終いにはスタッフに現金を投げつける暴行を働いた、2名のおバカちゃんたち。
(ツイッターを見れる方はこちらをどうぞ。)
なんて時代錯誤な、だっさい2人なんでしょうね!!
客が偉い時代なんてもうすでに終わっている。
購入者と提供者はイーブンです。
そこで初めて「購入者」は「客」となり、「提供者」は感謝の言葉「ありがとうございます」を言います。
そして、更にダサい事に、テレビやSNSでこの事件が軒並み取り上げると、金を投げつけたサラリーマン風情の奴が菓子折りを持って店に再来し「これで許してもらえないですか?」と懇願に来たとの事。
いやぁ、だっさ~い!
多分、あらゆる媒体で自分の愚行が何度も放送され、身元も特定され、急に怖気づいたのでしょう。
あー、だっさい。
しかし、店主は「「到底許せない。示談にする気もさらさらありません」と伝え、「今からパトカーを呼びますので、あなたが警察署に行って、警察と話して、自首という形がとれるのであればそうしたらいいのでは」と提案。
サラリーマン風男は「はい、わかりました。それでお願いします」と言ったため、そのままパトカーを呼んだ、との事。
店主の対応、素晴らしいですね!!
毅然としていて気持ちいいです。
しかも犯人は同じ飲食業界に身を置く者だったとのこと…。
そして、連れの白帽は未だ出頭せず、こいつは「炎上させてやる」と言った事をほざきましたが、今頃自分が炎上して怖くて怖くて仕方ないのでしょう。