“マントマン”MC ダニー・レイ逝去 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

去る2月2日に、あの“JB”ことジェイムス・ブラウンのステージに欠かせない名脇役の「ダニー・レイ」氏が永眠していた…。

 

ダニー氏は、ジェイムス・ブラウンのショーの進行を司るMC。

彼の名調子が有って、いよいよJBのステージ・パフォーマンスが始まる!と言う無くてはならない名物MCだった。

その高揚感は、さながらプロレスやボクシングのメインイベントで選手紹介して一気に盛り上がるようなあんな感じ!!

ダニー氏を偲び、そのMCがYouTubeにありました!

 

そしてもう1つダニー氏の最も有名なのは“マントマン”と言って、ステージ上でその熱いパフォーマンスで力尽きるジェイムス・ブラウンにステージを掃けるようにマントを肩にかけてステージ下手へ送るよう促しては途中でジェームズ・ブラウンが復活しセンターマイクへ戻りまた叫ぶものの、再び力尽きてはマントをかけられ…を延々と続けるお約束のあのパフォーマンスでマントをかける役を担っていました。

こちら、動画でどうぞ!

 

元々ダニー氏はJBの付き人的な仕事をしていたが、ある日いつものMC役がドタキャンし、急遽MCをやれ!とボス(JB)に言い渡され、嫌々そしてド緊張で何千人もいるステージに出ていったとの事。

しかし、そこからずっと、ジェイムス・ブラウンが亡くなるまで彼が進行MCと“マントマン”パフォーマンスを続けた。

わたくし一度だけ、ジェイムス・ブラウンの来日公演を観た事がある。

その時もダニー氏がステージにいた。

2006年のクリスマスにジェイムス・ブラウンが永眠し、その葬儀にて亡骸に赤いマントを掛けて見送ったと言う、何とも「らしい」エピソードが思い出されます。

ダニー氏は最期、誰に看取って貰ったのだろう…?

 

ダニー・レイ、享年85歳。

自宅にて自然死、JBの待つ天国へマントを掛けに旅立った。