Slow LIVE '19 in 池上本門寺 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

この週末は池上本門寺へ通った。

お参りではなく、なんと野外フェスへ!

もう今年16年目になる「Slow LIVE '19 in 池上本門寺」。

「大人のフェス」と謳っているが、厳密に言うとフェスと言うよりオムニバス・ライブ・イベントか。

あちこちで色んなライブをしているのではなく、広大な土地の一角(駐車場?)に特設ステージが造られている。

そして、基本的に全座席指定制。

座ってゆったり観ましょうというイベントなのである。

だが、人気が高く全席完売で立ち見も出ていた。

池上本門寺は高台にあり広大な土地があるので、多少大きな音を出しても周囲から苦情など来ないようだ。

もっとも、激しいロックバンドやEDMユニットなどが出るわけでなく、アコースティックな編成でのプレイが多い。

今年のラインアップは下掲画像の通り。

ベテランから新人まで幅広い。

個人的にベストパフォーマンスは、

【3位】ORIGINAL LOVE(アコースティックセット)。

90年代にミスチルやフリッパーズ・ギターなんかが出た当時に“渋谷系”と言われたこじゃれたポップスをやるグループをひとからげに言っていたムーブメントがあったが、ORIGINAL LOVEもその1つ。

しかし、この日はアコースティックもいわゆるジャグバンド形式で、あたかもアメリカ中南部辺りの雰囲気で渋谷系とは全く違う音楽アプローチ。

リーダーの田島貴男が以前テレビでエルヴィス・プレスリーの「ザッツ・オールライト」をドブロギターでボトルネックを駆使して弾き語りしたのを観たが超!カッコ良かった!!

その感じもありつつ、アメリカのカッコいいローカルバンド風のプレイがたまらんかったっす。

 

【2位】アン・サリー優河with市川和則

以前、「ロータス・ミュージック・ブック&カフェ」で見てしびれたユニット。

夜の帳が落ちていく中の彼女たちの音楽は一際雰囲気があった。

ただ、次の出演者が木村カエラでそのファンがざわついて(知らないのでおしゃべりが盛りあがっちゃってる…)いたのが残念。

しかし後半は黙らせたよ、歌の力で。

あと、アンさんのMCが奥ゆかしすぎて夜空に舞っていってしまうのも残念…。

でも、大人のフェスにぴったりの時間でした。

 

【1位】Rei

いやぁ、念願叶って初めてそのステージを観たがカッコいい!!!

1曲目を始める前にサウンドチェックをする際に弾いたのが“クロスロード”だもんねぇ!

全編アコースティックギターのみでプレイしたが、エレキとおんなじプレイしてる。

ハイポジションでばんばんチョーキングしまくってるし。

小柄ながらもステージの躍動感も一番だった。

ま、若い(まだ25歳?)からね。

でも、こんなジジイがキュンキュンくるフレーズやスタイルをその年齢でやりますか?!ってところが嬉しくなっちゃう。

根っこはブルースだし、途中でウッドベースでトリオ編成で1曲やったけどもうロカビリーだよ。

とにかくギタープレイが痺れます。

きっとポストCharはただ一人、この人だけ。

 

と、勝手にベスト3を決めましたが、他の出演者もなかなか面白かった。

興味のある方は来年足を運んではいかがでしょうか?