61年前の今日~「ラヴ・ミー・テンダー」が世に登場 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

61年前、1956年10月6日、バラード・クラシックの名曲「ラヴ・ミー・テンダー」が世に出た。

つまり「ラヴ・ミー・テンダー」も61歳。

エルヴィス・プレスリーの代表曲の1つだ。

 

いただきもので、しかも当時はレコードプレーヤーは埃塗れで聴けていなかった「ラヴ・ミー・テンダー」のアナログ盤に針を落とした。

この時代のものをアナログで聴くと、歳ですかねぇ、デジタルで聴くより温度を感じて仕方ない。

パッケージもEPとLPの中間の8曲入りのアナログ・レコードは、今となっては珍しいかもしれない。

あと裏にすると、歌詞が記されている感じも懐かしい…いや遠い古えを感じずにいられない。

この盤のA面に収録されている原題「We'er Gonna Move」という曲の邦題は「引越しだ!」ですよ。(笑)

昔はちょっとでも長い英題は直訳or強引な邦題が付けられ、時を経てダサさが際立つのが微笑ましい。

 

この「ラヴ・ミー・テンダー」は元々は「オーラ・リー」という1861年発表の曲。

この楽曲を歌詞を変え、エルヴィス自身初主演映画となった「THE RENO BROTHERS」の主題歌として甦ったかたちとなる。

ちなみにこの映画は、この曲のヒットにより「ラヴ・ミー・テンダー」に改題となったというのだから、この曲の大ヒットぶりがうかがえる。

 

余談だが、現在においてロック/ポップスは世代的にもビートルズ起源な者が多いが、それでもエルヴィス・プレスリーの信奉者がまだまだ世界中にいる。

確かにテクノロジーの面、音楽におけるポップ性の広がりは、1950年代と1960年代では大きな差が出た。

しかしながら、拙い、限界のある中で、シンプルなものの方がそれ自身の持つ良さが際立つこともある。

有名な話だが、ビートルズでさえエルヴィス・プレスリーに憧れて楽器を手にした。

私は、ビートルズより前のエルヴィス起源支持者だなぁ。

(ま、もう少し上の世代の方だと、ジャズこそがロック/ポップスの起源という方がいらっしゃるでしょうが。笑)

そういえば次回の「ベストヒットUSA」は、ビートルズ(ジョージ・マーティン)に続きエルヴィス特集らしい。