クリストファー・クロスxレイ・パーカーJr.x稲垣潤一x石井竜也 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

昨日、東京国際フォーラムAへ行った。

80'sDream 90'sMagic PREMIUM CONCERT」というイベント・ライヴの招待に当選したため。

内容、タイトルからも判るように1980~1990年代に活躍した洋邦ミュージシャンのオムニバス・ライヴショー。

出演は、クリストファー・クロス、レイ・パーカーJr.&レイディオ、稲垣潤一、石井竜也の4組。

どうも、ビルボードLIVEのブッキング・招聘のよう。

この会場は5000人以上収容できるのだが、どうやら券売状況が芳しくなく、招待枠を設けたようだ。

まあ、ビルボードLIVEキャパのアーティストを集めても、それは難しいだろうに。

ってなこと言いつつ、こちらとしては80年代に行けなかった、クリストファー・クロスとレイ・パーカーJr.をタダで観ることが出来るのだから感謝感謝である。

 

上掲画像のチケットを貰い指定席に行くと、なんとそこにムービーカメラとカメラマンがすでに席を取っていた…。

しかし、開演直前に席に行ったこともあり、カメラをどかすのも可哀想だし、同列の端が空席だったのでそこで見る。

まず最初ににカールスモーキー石井こと石井竜也が「君の瞳に恋してる」のカバーで登場。

石井氏は歌のほか、このイベントの司会進行役でもあった。

この登場曲を披露するとすぐに司会に徹した。

そして最初に紹介したのは稲垣潤一。

稲垣氏と言うと、独特の声質と感情の出ない表情のイメージだったが、まさにその通りの人だった。(笑)

個人的には「クリスマスキャロルの頃には」と「夏のクラクション」と言う季節ソングが代表曲と感じていたが、「ドラマティック・レイン」、「恋するカレン」、「ロング・バージョン」と知ってる曲はまだまだありました。

ちなみに「ロング・バージョン」は本当はとある女性シンガーがこの曲を歌うことが決まっておりレコーディングにも入ったのだが途中で頓挫。

ディレクターが「この曲勿体無い」と稲垣潤一に歌うよう要請。

急な話で、本来レコーディングしない深夜のレコーディングで疲れていたのが、逆に功を奏したようでアンニュイな感じが受けたらしい。

 

続いての登場は、レイ・パーカーJr.&レイディオ。

この方はやはり映画主題歌で大ヒットした「ゴースト・バスターズ」なのだが、個人的には「ウーマン・ニーズ・ラブ」!

当時はヤサ男風でしたが、今では気さくで人の良さそうな爺さん。(笑)

この方、ギタリストの部分もあり、曲の殆どは自身でギターを弾きながらのパフォーマンス。

でも難しそうなプレイやリフはしない。

もう判り易さこそエンターテインメント!って感じのプレイ。

最後はもちろん「ゴーストバスターズ」で総立ちにさせて終了。

 

演奏終了後、石井竜也が「実は、昔、“ゴーストバスターズ”にほんのちょっとだけ似たような、曲を作ってしまって…その、あの、よければ今日ここでその曲をちょっと流すので聞いていいただいた上で、お詫びしたいのですが…」と急に懺悔が。

で、ここで彼が組んでいたバンド米米クラブの「KOME KOME WAR」が場内に流れる。

サビの辺りにその片鱗があると言うが、ファンクなんてそんなもんだったりするしね。

そもそも「ゴーストバスターズ」の曲自体、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのパクリだったことが裁判ではっきりしちゃったし…。

やっぱり、こっちの方が似てる。(笑)

 

続いては、クリストファー・クロスの登場。

1曲目は意外やインスト曲。

ハイトーン・クリスタル・ヴォイスが売りだっただけに意外さ倍増。

しかしながら、サポートに1人もギタリストをつけておらず、クリストファー自身ギターの腕前に自身があるのだろう。

しかしその直後にもう「セイリング」を演奏。

年齢的なことか、当時のようなハイトーンとは違っていた。

ま、これは年齢を重ねて歌い続けてこれたシンガーとしては必然でもあるが。

そして序盤で最も知られたであろう「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」も披露。

こちらも映画の主題歌としてヒットした。

「アーサー」という映画で、この曲も英題は「Author's theme」で直訳すれば「アーサーのテーマ」で、「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は邦題で日本だけの曲名。

しかし、曲紹介をする時に「NewYork City Serenade」と言う辺り、この人もいい人なんだろうなと感じた。

終盤の盛り上がりには私が好きだった「風立ちぬ」も演奏。

終演後にインタビューで、日本は毎年来日公演してるということで、確かによく来てるイメージはあったがまさか毎年だなんて。

第2のベンチャーズのポジションになれるのでは??(笑)

 

トリは司会進行役でも頑張っていた石井竜也。

やっぱりこの人は役者と言うか、絵になる人。

舞台上でも華がある。

最近は表面が膨張したYOSHIKIのようだが(苦笑)、色気とコミカルさ、そしてちょっと胡散臭い感じも相まったキャラクターが憎めない。

この日はソロになってからの曲が中心だったが、米米クラブ時代は3回くらいライブに行きましたねー。

いつも面白かった。

ちなみにこの日は米米クラブ時代のナンバーは「君がいるだけで」と「浪漫飛行」の2曲。

個人的には「I CAN BE」や「SHAKE HIP」といった初期シングルが好き。

もっとマニアックなところでは「オン・ザ・ロックをちょうだい」や「サブウェイ・ブルース」といったくだらない曲(ネタ?)にしびれたんだけどね。(苦笑)

 

ちなみに本日(3月5日)も開催。

稲垣潤一に代わって、NOKKO(元レベッカ)、レイ・パーカーJr.&レイディオに代わりベリンダ・カーライル(元GOGOS)というラインアップ。

また3月31にはCS日テレでも放送だそう。

 

懐かしき1コマを観せていただきました。