昨日は明治神宮野球場へ行ってきた。
10年に一度行なわれる試合観戦のため、それは―!
明治神宮外苑創建90周年奉納試合「東京六大学選抜vs東京ヤクルトスワローズ」戦!!
ラグビーとか学生とプロの対抗試合はあるが、野球はね、そうそうあるものではないので、しかも10年ごとにしか行なわれない試合となればこれは貴重な機会である。
颯爽と球場に着いたものの、いきなり悩み立ち止まる。
何故か…?
チケットは外野自由席で、ライトに座るか?レフトに座るか?
ライトはヤクルト側、レフトは六大学側。
今年は東京ヤクルトスワローズのFC入会までしたのだが、やはり神宮球場の当初の目的は学生野球のために建設されたこともあり、六大学の応援団等がどんな応援するのかを一同に見る機会も無いので、レフトスタンドへ足を運ぶ。
まあ、こんな機会でもないとなかなかレフトスタンドで観戦と言うのもないしね。
試合開始前のセレモニーが色々と行なわれる。
まずは、エール交換。
まあ、大学野球では見慣れた光景である。
だが、しかし―、
プロ野球ではまず見ない光景。(笑)
普段こんなことはないスワローズファンのエールの声が届かないこと。(苦笑)
また六大学の校歌をメドレーでやる豪華さに対しスワローズは「東京音頭」に続きチャンステーマを強引にメドレーで!(大笑)
そして、各大学の応援部がそれぞれの学旗を持ってグラウンド内に登場。
よく見ると、中央には東京ヤクルトの旗を球団職員が持って登場。
旗の大きさといい持ってる人の体格といい、小ぶりでかわいい。(笑)
続いて、国家斉唱。
スワローズの名誉ファンであり、日本で一神社仏閣に太いパイプを持ってるであろう歌手のさだまさし氏の「君が代」。
始球式には、大リーグ「ヒューストン・アストロズ」在籍で、元・東京ヤクルトスワローズ、元・早稲田大学野球部でもある青木宣親選手が登場。
もう、試合開始前から、楽しい感じ!
そして、いよいよ試合開始。
両軍の先発メンバーが下掲画像の通り。
スワローズは出場可能選手でのほぼレギュラーシーズン戦と同じメンバーを揃え、六大学チームに対しリスペクトの念が伺える。
だが、この中で六大学出身は西浦選手と大引選手の法政大2名だけ。
全員六大学出身で先発メンバーってのも、それはそれで面白かったかもなぁ。(あ、そんなにいねぇか…)
ちなみに、ベンチ入り選手は下掲画像の通り。
そして、プレイボール!
東京六大学野球を代表しての先発は明治大から来期東京ヤクルトスワローズ入りする星投手!
140キロ台の速球をバンバン投げ込み、1番の西浦はあっけなく三振に取られる。
やるねー。
続く、2番上田選手はいいところへ打ち返すも早大・石井遊撃手の好補でアウトか!と思うも上田選手の韋駄天ぶりで内野安打に。
このあたり、プロならではの投打捕以外の凄さを見せた気がする。
しかし、その後川端も押さえ、4番の山田選手と勝負!
なんとこの山田も145キロのストレートで空振り三振に!
星投手、ヤクルトキラーとして活躍できます。(ええ?)
対するスワローズは石山投手(東北福祉大)が先発。
こちらも難なく押さえてのスタート。
それにしても、天気が良すぎて非常に眩しい。
この陽射しとレフトからの眺めに、神宮球場が新鮮に映る。
レフトスタンドは、六大学それぞれのファンに加え、なぜかスワローズファンも混じっての和気藹々としたムードが楽しい。
通路には各大学の応援団員が相まって大学の別無く選手を応援している。
慶應の応援団が早稲田の歌を歌っていたり、明治の部員が法政のチャンステーマを歌ってたり、等々。
超楽しい!!
自分も大きな声で「ヤクルト倒せ~♪」なんて歌ってたし。(笑)
この後は、六大学間のみならず、スワローズ応援部隊も入り乱れての応援パフォーマンスで大盛り上がり!
あー、めちゃめちゃ楽しい!!
応援団員の方に聞いたのだが、回によってどの大学がリードするかは決まってるが、この日のために合同練習などは無くぶっつけ本番の応援だそう。
立派です。
で、肝心の試合はと言うと。
六大学は、3回から早大・小島投手がマウンドに。
今期1.60という最優秀防御率を挙げ、高校時代は浦和学院で選抜優勝投手にも輝いたピッチャー。
4回は、立教大キャプテンでオリックス入りの決まった巨漢澤田投手が登板。
ここから、わたくし個人的に問題が…。
古えのコンデジの調子と、右肩痛と、ベロベロに酔ったことの三重苦で、選手個人をズームで撮影した画像がことごとくピンボケ…。(涙)
なので、試合展開の方は文章中心で。
4回表、スワローズの攻撃。
1アウト後、上田出塁の後2盗で再び足走塁技を見せる。
続く川端もヒットで1、3塁。
ここで山田のタイムリーでスワローズ1点先制!
続く、鵜久森、西田もタイムリーで3-0。
ここで、前回のこの大会で法政大生として出場し先制ホームランを打った大引が打席に。
すると、澤田の2球目をレフトスタンドへ3ランHRをぶっ放した!
いやぁー、これも面白い!!
前回(=10年前)大学生で先制ホームランを打ち、その後ファイターズ入りしたにもかかわらずFAでスワローズ入りしてまた先制(一応)ホームランを打つなんて有り得る?!
ここで澤田降板し、早大・竹内がマウンドに上がり、この回を押さえる。
スワローズも石山からルーキー原樹里(東洋大)に投手交代するも、六大学4番の慶應・山本のピッチャーゴロが原の足に当たりバウンドが逸れる。
すぐさま追いかけ補給~スローイングし1アウトを取るプロの意地を見せるも、当たり所が悪くベンチへ…。
しばし時間を置いてマウンドに戻るも、2アウト後6番DHの法政・中山にツーベースを打たれると続く7番同じく法政の大西がバットを折りながらも三遊間を抜くタイムリーで1点を返す。
現役法大生2人も負けじと活躍!
しかしその後スワローズ山田の好プレーで、得点はこの1点止まり。
結果を言ってしまえば、東京六大学選抜チームはこの1点のみしか得点できず。
対するスワローズは、6回には中日ドラゴンズ1位指名の明治大・柳投手と対決。
1アウト3塁で再び大引を迎え、3ゴロに取るもサード慶大・沓掛のスローイングミスでセーフになり、この間にランナー生還し7-1とさらにリード。
8回は六大学チームは立教大・田村(埼玉西武ライオンズ入団決定)がマウンドに上がり、先に大量得点を許した澤田投手の仇を取りたいところだが、先頭川端に打たれ、山田に四球、西田、谷内、早大出身の武内とタイムリーを放ち、この回さらに4点追加で田村も撃沈。
立教大投手受難の日。。。
そして最終回のマウンドに六大学チームは広島東洋カープ1位指名を受けた慶大・加藤が上がる。
今期ノーヒットノーラン達成投手です。
が、、、いきなり渡邊大樹がスリーベースヒットを放つと、続く藤井を討ち取るもその次の打者、スワローズ相川捕手の穴埋めトレードで巨人から移籍した奥村選手がその初級をセンターへ打ち返し1点取られる。
12-1に。
これがそのままこの試合の結果となった。
試合終了。
いやぁ面白い時間を感謝である!
こんな面白いの10年と言わず5年アニバーサリー周期でやってもらえないだろうか?
いや、5周記は東都大学野球vs東京ヤクルトスワローズ、或いは東京六大学野球vs東都大学野球とかも観たいですねー。
とりあえず次回は10年後の2026年の創建100周年という節目中の節目、アニバーサリー中のアニバーサリーの大会。
でも、もう今の神宮球場はその頃は無いのか…?
新神宮球場なのか?神宮ドームなんてのになるのか…?
そもそも俺、生きてるか…?(苦笑)