今年になって、自身の過ごした町々を訪ねる散歩を続けてた。
大塚、西新井、新宿、西小山、と訪ねてきたが、今回はちょっとその流れをお休みして別のところへお散歩。
本日10月10日は体育の日として祝日だが、同時に「目の愛護デイ」でもある。
前スレッドで自分の眼の老化が甚だしく困っていると記したこともあり、目にご利益有りということで有名な新井薬師を訪れた。
新井という名の通り、西新井大師同様真言宗豊山派の寺院で新たに井戸を掘ったことが由来。
新井薬師は正式には「新井山梅照院薬王寺」と言い梅照院というほうが正しい寺名である。
いざ入山しようと思ったが、よく見ると正門横に鳥居があるではないか?
狐がいるのでお稲荷さんですね。
鳥居の表札を見ると、
「豊川稲荷」です!
この隣接マンションの主は新井薬師の隣にいながら豊川稲荷信仰者なのか…??
とりあえず、中に入ります。
山門を潜れば、すぐ御本堂がある。
左には薬師霊堂があります。
本堂で10月10日にちなみ20円の賽銭を入れ(この貧乏が!)お参りをした。
しかし参拝者たちは本堂以上に群がるところが2カ所あった。
1つは「お願い地蔵」。
そりゃこんなネーミングでお願いを聞き入れてくれるならみんなお願いするでしょう。(笑)
もう1つが寺内から湧く井戸水。
かつて、徳川二代将軍秀忠の子が眼を悪くした際に、ここで掘られた井戸水で眼を洗いお参りしたところ治癒したという言い伝えから、眼にご利益が有るということで有名になった。
画像で見ると、井戸は付いているが実際には左にある水道蛇口から水は出る。
(ひょっとして、水道なのか??)
とりあえずここで眼を洗い、一口飲む。
ここの水は可飲なので写真にあるように、多くの方が大量にペットボトルやポリタンクを持ち込んで水を入れて持ち帰っていた。
渡り廊下を潜った先は裏門なのだが、その裏門を出て道路を渡ると、そこは「新井薬師公園」。
遊具や、
広場があった。
そしてそのまま真っ直ぐに進むと、中野通りとぶつかる。
実はその先にも公園が続く。
つまり新井薬師公園内を中野通りが通っているのだ!
中野通りの向こうにある新井薬師公園は池があるのみ。
「ひょうたん池」というそうだが、池の周囲が回廊式になっている。
何人もの太公望がいらしたので、釣りスポットのようだ。
何が釣れるのだろう?
とりあえず池内の石の上に誰かがおいた蛙のオブジェがお茶目で可愛かった!(笑)
さて、この近辺をちょっと散策。
公園を分断する中野通りを西に行くとすぐに新井五叉路という交差点があり、そこに「アプティー」という幼児用玩具店がある。
ここはテレビ「モヤモヤさまぁ~ず2」でカードが指示した通りに手の指に5色のゴムバンドを巻くゲームをしていたところ。
そして逆の東に行くと新井と隣接する上高田という町なのだが、ここが童謡「たきび」の発祥地とのこと。
その記念碑というか解説板があります。
10月になり、今日も結構涼しくなったので、たきびが似合う季節になってきたと実感。
♪かきねの、かきねの~という歌い出しだが、「垣根」も東京では見なくなりました。
「垣根」…好きな語感です。
こちらのお宅も竹垣根です。
さて、かつて門前町として繁栄した現在の商店街「薬師あいロード」を散策。
きれいに舗装されて近代的な商店街ながらも、なかなか老舗感、昭和感漂う店も多い。
でも、商店街灯も新井薬師の薬師霊堂をモチーフにしながらも、その下には季節がらハロウィンの飾りが…。(苦笑)
そんな商店街のお店散策からまずは、やはり「モヤモヤさまぁ~ず2」で紹介した「越路屋」さん。
豆専門店の「但馬屋」。
味噌・醤油専門店「サカモト」さん。
渋い焼き鳥屋さん「鳥喜」。
中には、こんな意味不明なお店も…。
あ、ここも「モヤさま」で出てたような…?
ちょうど昼食時だったので、何かを食べようと商店街を彷徨ったあげくに入ったのがこのお店。
「冨士見野」さん。
古き良き和菓子屋さんの佇まいなのですが、入ってビックリ!!!!
(その話はまた次回に。)
そしてこの「薬師あいロード」が終わるところが早稲田通りとぶつかる場所。
この早稲田通り沿いを東へ1ブロック分行くと味のある中古ギター屋さん「ギターエキスポ」がある。
なんと夜はカフェになり「オルタネイティブ・カフェ」という名で時にはアンプラグド・ライヴも行なう。
そして早稲田通りを渡り今度は西へほんのちょっと歩くとそこはかつてお洒落住宅として沢田研二が住み、現在ではオタク文化の聖地となった「中野ブロードウェイ」の裏口がある。
本日10月10日の新井、上高田、中野あたりの散策でした。
そして一気にブログを書いたらすっげぇ目が疲れた。。。(本末転倒…)