ウルトラマンの日 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

前スレッドで『東京人』の昭和における円谷作品と東京の特集に関して記しました。
最後、ウルトラの国へ行くとも記しました。

昨日、行って参りました!
杉並公会堂
って、「杉並公会堂」じゃねぇか、と突っ込まれそうですが…。
でも、ここが「ウルトラマン発祥の地」とも言える場所だったのです。

実は、遡ること50年前。
1966年7月17日に「ウルトラマン」の第1話が放送となるのですが、その宣伝特番として1週間前の7月10日に「ウルトラマン前夜祭」という番組が公開観覧の生中継され、そこでウルトラマンのお披露目となったのです。
その場所が、この「杉並公会堂」だったのです!
当時は、こんな感じだったんですね。
50年前杉公1
50年前杉公2
50年前杉公3

そして50年後の今年7月9日・10日と2日に渡り、この杉並公会堂で「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂」というイベントが行なわれ、ウルトラ関連の様々な催しが目白押し!
ウルトラの日
会場入口にはウルトラマンがいます。
ウルトラマン像
中に入るとエントランスに数々のウルトラ関連の物販ブースとその商品の展示などがあり、大勢の人達で賑わっていました。
例えば、ウルトラマンで科学特捜隊が携帯する電子銃「スーパーガン」。
スーパーガン
そして歴代のウルトラシリーズの地球防衛チームが使用した乗り物のプラモデル。
ウルトラ乗物
画像下の山のような部分はもちろん「ウルトラホーク1号」の基地です。
ウルトラホーク1号基地
等々、色々とありました。

さて私の目的はと言えば、この日、小ホールで15時開催イベントの「昭和のウルトラ・ファーストエピソード」というもので、出演が俳優の森次晃嗣、桜井浩子両名による最初の頃の裏話的なトークショー!
森次晃嗣さんはもちろん「ウルトラセブン」の主役モロボシダンの演者であり、桜井浩子さんは「ウルトラQ」で江戸川由利子を、「ウルトラマン」ではフジアキコ隊員役を勤めた女優さん。
こちらとしては、ウルトラ警備隊と科学特捜隊の2人を同時に目の当たりにできるんなんて、感無量です!
お二人とも古希を超えてらっしゃるので恰幅もよくなっておられましたが素敵でした。
個人的には、当時の制作現場のエピソードもそうですが、俳優としてどんな気持ちで挑んだのかなども聞きたいところ。
その辺り、司会のTBS向井政生アナウンサーが上手く訊いていた。
共通しておっしゃっていたのは撮影当時はとにかく大変なことだらけで世間でこれほどまでに支持されていたことには全く気付かなかったという。
桜井女史はウルトラマン放送終了してからようやく気付いたと言い、森次氏に至っては30年ほど前に自伝を出しそのサイン会で神保町の大きな本屋に大量のファンが押しかけ、大の大人の男性たちが涙しながら「大好きで観てました」と次々に来て、「俺はなんて罪な男だったんだ(笑)」と思い知ったらしい。
桜井さんは、おしゃべり上手で突っ込み上手!
森次氏はやや控えめにしゃべってらして、正直エピソードもこれまでにメディア見聞きした話と重複してるものが多かったですが、後半になって「ウルトラセブンは来年が50周年だから、その時に話すことなくなるから…」と。(笑)
そうですね。(苦笑)
裏話的エピソードでは、両シリーズ出演の石井伊吉(毒蝮三太夫)の酒の失敗話がどちらもあってそれが可笑しかったが、両名が「他で言っちゃ駄目だよ」と言っていたので伏せておきます。
でも、以前にその毒蝮氏と「ウルトラセブン」でアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子さんとのトークショーを観た際に、ひし美さんが酒の件で監督から注意されたなんて裏話をしていただけになお可笑しかった。
きっちり1時間のトークショーでしたが、なかなか貴重な時間を過ごせたなと。
貴重なクリアファイルも貰えたし。(笑)
ウルトラマンファイル

本日7月10日ももちろん杉並公会堂で様々なイベントが行なわれます。
それにしても、40~50年を経た今もこれだけおっさん達を夢中にさせたあの頃のウルトラシリーズは偉大です。
そして今の若者も子供もまたそれぞれの時代のウルトラシリーズとともに幼少期を過ごしているのだから、それを考えると最早これは日本の伝統芸能とも言えるのじゃないかと思ってしまう。
恐るべし、ウルトラシリーズ!!