モヤモヤ ブラ 散歩~110年目の新宿御苑(前編) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

天気の良さに釣られ、またも散歩に。
本日は、「新宿御苑」へ。
新宿御苑新宿門
新宿御苑は何十年ぶりだろう?
小学生以来かも??
小学校の時は、写生大会というのがあって、その時に来るのは必ずこの新宿御苑でした。
新宿門から入園したが、今はずいぶんと雰囲気が変わった。
今日は、天気がよかったこともあり、切符売り場がどこも列になっていた。
(ちなみに入苑料は大人200円。)

新宿御苑は1906年(明治39年)5月に命名~開苑となったが、そもそもは江戸時代内藤家の土地。
よく新宿はかつて内藤新宿と言われたなんて聞きますが、その内藤家の所有領。
明治になり、近代農業振興を目的とする「内藤新宿試験場」が設置され、そこから植物、果樹、野菜、等がどんどん栽培されたことから明治12年に宮内省所管の「新宿植物御苑」となる。
引き続き、植物全般の栽培研究とともに庭園の様相を含するようになり、前述のように今から110年前に「新宿御苑」としてスタート。
しかし、一般人が入苑できるようになったのは第二次大戦後の1949年(昭和24年)5月からだそうです。

さてさて、いざ入園。
新宿御苑内に
ほとんど覚えてないのに、懐かしい。(苦笑)
ただ、新宿御苑は広いですからねー。
新宿御苑案内板
案内図を見つつも、ちょうど昼時。
腹が減っては~なので、まずは腹ごしらえ。
レストランゆりの木
多分初めて新宿御苑内のレストランに入りました。
何を食したかは、またの機会にして、散策開始!
御苑の小路
日光が燦燦と当たる道から急に木が茂る木陰に入ると、寒暖差を感じる。
木陰って気持ちいいと思い、季節を感じます。
それと、地面に刺さってる弧を描くこの「柵」。
柵
懐かしい。
このタイプの柵って東京ではもうあまり見ることは無いような?

しばらく進むと、標識が。
茶室案内
どちらにも茶室があるようです。
まずは左手へ行き、「翔天亭」へ。
翔天亭
こちらは、亭内にて煎じたお茶と和菓子のセットをいただける喫茶になっています。
お茶するのもありですが、今しがた昼食食って食後のコーヒーまでいただいたばかりなので断念。
春か秋にでも来て、粋な感じでお茶をいただきたいです。
続いては、「楽羽亭」へ。
楽羽亭1
こちらは現役の茶室です。
この日もお茶会が行なわれていました。
楽羽亭2

この楽羽亭の横には、日本庭園が広がります。
日本庭園1
日本庭園2
日本庭園3
ここ新宿御苑は3様式の庭園があります。
1つがこの「日本庭園」。
あとは「フランス式整形庭園」と「イギリス風景式庭園」です。
都心の真ん中に、3様式の庭園を所有する場所があるなんて、改めてすごいもんだと。

日本、フランス、イギリスの庭園以外に、台湾と縁の深いエリアがあります。
「旧御涼亭」という場所がそう。
旧御涼亭1
屋根の形が、いかにも古きアジアンテイストを醸し出しています。
中に入りましょう。
旧御涼亭2
入るとすぐ右手に字をモチーフにした丸窓が。
旧御涼亭3
これは「於物魚躍」と彫られ、意味は「ああ、満ちて魚おどれり」と天子を賛美する言葉なんだそうです。
この旧御涼亭は、昭和天皇のご成婚祝いとして、台湾在住邦人の有志が運営、献上されたもの。
建築完成時に、台湾総督府から台湾杉などが贈られ、現在も台湾杉が育ってる。
木、瓦、レンガなど建築素材は台湾製のもので出来ているそうです。
その旧御涼亭からの眺望です。
旧御涼亭からの眺望
いいじゃないですかー。(笑)

この旧御涼亭からほどなく歩くと千駄ヶ谷門があります。
千駄ヶ谷門
千駄ヶ谷駅のアナウンスが聞こえる。
このアナウンスを聞くと、私の唯一のプレイスポットの神宮球場に向かう気がしてくる。(笑)
さらに先に行くと、また案内板を発見。
日本初擬木橋1
日本初の擬木橋?
こちらです。
日本初擬木橋2
明治38年に3人のフランス人が来て作ったんですね。
この橋の下を覗くと、湧水が。
湧水
ここから湧き出る水が苑内の池の基となるのか?
中の池

ここで、新宿御苑半周。
後半はまた次回に。