モーリス・ホワイト氏死去 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

また1人、洋楽界のレジェンドが旅発たれた。
アース・ウィンド&ファイアー(EW&F)のリーダー“モーリス・ホワイト”氏だ。
モーリス・ホワイト
長らくパーキンソン病を患い、一線から離れていた。
失礼だが、もう亡くなられていたような錯覚さえも起きるくらいに…。

まだ、“ディスコ”も“ソウル”も“ファンク”も、音楽にそんなジャンルがあると知るよりも先に、EW&Fのヒット曲群が耳に入ってきていた。
当時は、まだ歌謡曲とニューミュージック系くらいしか、音楽を認識していないガキの頃だった。
“セプテンバー”、“ブギ・ワンダーランド”、そして“宇宙のファンタジー”と誰の曲かは知らないがこれらの曲は普通にラジオから街のBGMから流れていたっけ。
EW&Fがそれまでの“コンサート=演奏会”から“コンサート=見せるショー”へ、エンターテインメント・ショーへと定着させたのではないだろうか?
実際、あの頃メンバーは「自分たちが黒人でなかったらビートルズを超える存在になれた」と言っていたくらいでした。

そしてEW&Fは、どうしてもフィリップ・ベイリーのあの綺麗なファルセットのイメージがあるが、モーリスさんの歌声も地味ながらも誠実な感じがいいのですよ。
でも、恥ずかしながら彼のソロ・ヒット作“アイ・ニード・ユー”は当時ヒットしてるのを覚えてなくて、何年もあとになって知ったっけ。

そんなモーリス・ホワイトの歌声を。
ソロで“アイ・ニード・ユー”。

そして、EW&Fで“セプテンバー”。

享年74歳。
心よりお悔やみ申し上げます。
安らかにお眠り下さい。