昨日は、プロ野球日本シリーズへ行ってきました。
日本シリーズ観戦は、生涯これで2度目になる。
初めての観戦が、14年前にスワローズが日本一になった試合だった。
あの時は、会社でタッグを組んでいたスワローズファンの先輩と、対戦相手だった大阪近鉄バファローズファンの同僚と3人でバックネット裏で観戦した。
私が2人の間に座って、スワローズが得点すると先輩に気を使って事前に買っておいたスワローズの傘を振って、バファローズが得点すると同様に買っておいたスポーツタオルを振って、2人に気を使いながら観戦していたっけ。(笑)
スワローズが4勝1敗で日本一になりました。
さて今回は、パリーグ覇者の福岡ソフトバンクホークスが3勝1敗で王手をかけていました。
スワローズとしては、シリーズ最後のホーム神宮球場でホークスの胴上げは見たくないでしょう。
(私感としては、エンタメ精神の強いホークス工藤監督のことだからわざと負けて地元で胴上げを見せるか?などと思ってたりもしてました。<苦笑>)
そんな思いを抱きながら球場に入る。
クライマックスシリーズの時と似たような席。
一番安価な外野指定B席、ぺナントレース中なら外野自由席の場所。
普段なら1,600円の席が5,200円!!!
私の場合、ほとんど招待券で来ていたので、そのギャップに驚愕するばかり…。(苦笑)
前から3列目でブルペンのすぐ後ろあたりなので、先発の石川投手のウォーミングアップが目前で見れる!
で、写真を撮るのだが、ネットがあると私のカメラはそのネットにピンが合ってしまい、ネットの向こうがさっぱり撮れない…。
こうですもん。
しかも、この日はメガネを忘れて出てしまい、撮影した直後のモニターを見てもさっぱり解らないので、とにかくシャッター切りまくり。
帰宅して確認したら、もうほとんどがネットばかり綺麗に撮れていた。。。
そんな中、奇跡の1枚!
さ、間も無くプレイボール!
日本シリーズ観戦です!
そして両チームのスターティング・メンバー発表は!
ようやく雄平をより下位に落とした真中監督。
これで、勝利になる可能性が高くなった?
ここまでの試合を観ていると、5番、6番がネックで、特に5番の雄平が大不調。
もっとも雄平に関しては、今シーズンずっと不調でしたからね…。
6番にいたバレンティンにヒットや激走でやる気を見せたこともあり、5番にバレンティンを持ってきました。
先発投手はスワローズが先の石川。
対するホークスはスタンリッジ。
そしてホークスの1番は川島選手。
昨季、スワローズから途中入団したが、新天地では頑張って良いポジションを掴んだようで、よかったよかった。
その川島選手、いきなり2塁打で出塁。
上掲画像で川島選手の左に写るスワローズ選手がトリプルスリーの山田哲人選手。
川島がスワローズにいたら、セカンド山田、ショート川島と2人で二遊間を守っていたかもしれない。
トリプルスリーと言えば、ホークスにもいます!
柳田選手です。
しかしながら、日本シリーズでは今イチ調子が上がってないですねー。
この回も内野ゴロで凡退。
それにしても、さすが日本シリーズで優勝が決まるかもしれない5戦目だけに場内は超満員。
普段ならガッラガラの1塁側も、
もちろんライト外野席も、
そして、ビジターのレフトスタンドも、
同じくビジターの3塁側もです。
試合ですが、4回表に先頭明石が出塁し、柳田倒れるも4番李が大きな当たりのホームランで2点先制。
その後、このホームランをめぐって結構長い時間を取ってビデオ判定された。
でも、俺のところから見てもありゃホームランと判る位なのだから、もっと早くジャッジできなかったのかね?
この辺から石川投手も調子がおかしくなってくる。
続く5回も先頭バッター今宮選手にツーベースヒットを打たれ、1人討ち取るも9番ピッチャーのスタンリッジに四球を与え、川島の打球をサード川端がファンブルし満塁。
ここを堪えれば、ピンチのあとのチャンスじゃないが、スワローズに気運が向いてくるかも知れないシーンだったが、ヒットを打たれ、内野ゴロの間に走者生還でさらに2点を取られ前半で4-0に。
後半突入に伴い、10月夜の神宮球場は冷えるので、レフトスタンド下まで煮込みを買いに行き並んでいるといきなり誰かに肩を叩かれた。
ふと見ると、かつて日本シリーズを一緒に観た近鉄ファンの元同僚だった!
「おおー?!」と声を上げ驚いた。
ホークスファンに改宗したのかと思ったら、日本シリーズは観戦できる時は観に来ていると言う。
いやいや、こんな偶然ってあるもんなんだ。
その元同僚とはゲーム終了後、飲みに行くことにして、もつ煮片手に再び観戦に戻る。
さてさてスワローズなのだが全く良いところが無く、遂に9回まで来てしまう。
ホークスは9回に不調の柳田がここでタイムリーヒットを打って、その差を決定的にする5点目を挙げる。
9回裏、スワローズ最後の攻撃はバレンティンから。
意地のホームランでも見たいところだが、ピッチャーゴロ…。
次の今浪も倒れ、最後のバッターが雄平。
雄平選手にゃ悪いが、もう負けは確定。
最後の一球を抑えの切り札サファテが投げ込む。
案の定の三振で試合終了。
5-0の完敗です。
この瞬間、福岡ソフトバンクホークスが2015年の日本一となる優勝を決めました。
そして、優勝の工藤監督のインタビュー。
福岡ソフトバンクホークス、優勝おめでとうございます!
しかしなんだ、たった2回しか観れていない日本シリーズで2回とも日本一が決まる試合を観れた(今回はスワローズではないにしろ)ってのはなかなかの確率じゃないかい?(笑)
今回の日本シリーズでは、力の差を正直に認めざるをえない感じでした。
勝ちへの執念が違って見えた。
前にも書いたが、スワローズにはシーズン中と同じ戦い方をしてもらって、それで負けたのなら仕方無いと思っていたので、そういう意味ではまあ仕方無いか、と。
ただ、日本シリーズということで、普段の7割くらいの力しか発揮できなかったように思える。
敗因の大きな原因は、スワローズ先発投手陣が歯が立たなかったところにあるし、打に関して言えば、先にも書いたように5番・6番でゲームの流れが停止してしまうところがあり、特に雄平選手の不調が大きかった。
その不調の雄平をずっと使い続けた真中新監督の、優しさと男気には頭が下がるが、勝ちをもぎ取るスタンスでは無かったようだ。
一方、やはり1年生監督の工藤氏は、直前で最主力の内川選手離脱という大きなアクシデントがありながらも、チームで勝つ+個々の力の発揮、この2つを徹底して臨んでいたように思える。
1年目監督で優勝したのはスゴイが、やはり昨年すでに戦力が揃っていた選手たちの上での勝ちなので、来季、それ以降の采配が評価されるポイントとなるだろう。
一方、2年連続最下位からリーグ優勝~日本シリーズ出場まで果たした真中監督の評価は工藤監督より高くあるべきだと思う。
そもそも、クライマックスシリーズで阪神・巨人相手だったら、普通はこのどちらかのチームが勝ち進んで日本シリーズに進出するでしょう。(笑)
それがヤクルトだよ。
スゴイ事ですって。
来季、スワローズはどんな戦いをするのか?
正直、今年はスワローズが強かったのかと問われれば、必ずしも強かったとは言い切れない。
他球団の自滅要素が多かった部分こそが、スワローズ優勝のポイントだったと思う。
なので、来季はヤバい位に強い「東京ヤクルトスワローズ」を見せて欲しいと願うところです。
スワローズの面々、関係者、そしてファンの皆様、今年1年どうもお疲れ様でした!!
来季を楽しみにしております。