「ピ-プロ特撮秘宝」 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

今月初旬テレビ神奈川(TVK)で放送された「ピープロ特撮秘宝」なる番組をやっと観る。
我が家は、テレビ埼玉は綺麗に入るのだがテレビ神奈川はノイズ混じりで、そのノイズもその時々で“それほど気にならない”~“見るに絶えない”まで実際に蓋を開けてみないと解らない。
で、今回は半分くらいはノイズでよく判らず…、後で知ったのだが元々テレビ埼玉で先月これは放送してたのね…ショック…。

この「ピ-プロ特撮秘宝」は1960年代~70年代に子供用テレビ番組制作会社「ピープロダクション」の作品を4本放送するものであった。
その4本は、「マグマ大使」、「電人ザボーガー」、「スペクトルマン」、「怪傑ライオン丸」のそれぞれ初回放送分だった。

「マグマ大使」は幼少期にリアルタイムで観ていた。
マグマ大使
手塚治虫原作でコミックも全巻揃えて持っていたっけ。
主人公のマモル少年は、後にジャニーズ・アイドル・グループ“フォーリーブス”の一員になる江木俊夫で、その父は岡田眞澄。
この番組は1966年7月4日から翌年9月25日までの1年3ヶ月放送された。
あの「ウルトラマン」と全くの同時期の放送だったんですね。
しかも「ウルトラマン」よりは2週間ほど早くから放送開始となり、また半年も長く放送されていた。
へぇ~、知らなかった。

「電人ザボーガー」は知っていたし観たこともあったが、自身がこの頃からヒーローもの子供向け作品から徐々に離れていく頃だったので曖昧な記憶だ。
電人ザボーガー
今回観たら主人公の大門豊がやたらカンフーアクションを取り入れていたので、ブルース・リー・ブームだったのでしょう。
確かにあの頃は、ブルース・リーに夢中になってヌンチャクとか自分で作ったりしてたっけ。(笑)
大門豊役の山口暁は、以前には「忍者部隊月光」で“名月”役を演じ、ザボーガー以降には「仮面ライダーV3」で4号ライダーとなる“ライダーマン”に変身する“結城丈二”役など、子供向け番組では馴染みとなる俳優さんでした。

「スペクトルマン」もリアルタイムで観てました。
スペクトルマン
実は当初放送開始時はタイトルは「宇宙猿人ゴリ」だった。
宇宙猿人ゴリは、スペクトルマンや人間に対する悪役の名。
宇宙猿人ゴリ
上掲画像右が“ゴリ”で左が部下の“ラー”。
2名揃って“ゴリラ(ー)”となる。(笑)
その後、「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」、そして「スペクトルマン」へとタイトルが変わっていった。
ただ、裏番組があのお化け番組「巨人の星」でもあったので、当時の子供も「巨人の星」派と「スペクトルマン」派にわかれることがあったと記憶している。

「怪傑ライオン丸」もリアルタイムで観ていた。
怪傑ライオン丸
「怪傑ライオン丸」は時代劇版変身ヒーローもの。
同時期に「変身忍者嵐」と「白獅子仮面」というのもあり、時代劇(=忍者もの)も人気があったのだと思う。
「怪傑ライオン丸」は一旦終了するもそのすぐ後に「風雲ライオン丸」という主役キャストそのまま(潮哲也)に変身後の姿はまるで違う別ヒーローになると言うちょっと変わった継承番組となっていった。

「ピープロダクション」は漫画家の“うしおそうじ”氏が経営した制作会社だったので、特撮作品のみならずアニメももちろん手がけていた。
代表作に「0戦はやと」、「夕やけ番長」、「ハリスの旋風」、「ドンキッコ」、等があり、あの「鉄腕アトム」の後半は下請けとして制作に携わっていた。
特撮作品「鉄人タイガーセブン」、「冒険ロックバット」などがあるが、ぜひ「怪獣王子」を今度は観たいものである。
「オーラァ~!」(マニア過ぎるか?)