Char ROCK FREE CONCERT @日比谷野外大音楽堂 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

この3連休はいかがお過ごしでしたか?
私は、19日に急遽参加したイベントが。
それが「Char ROCK FREE CONCERT」!
なんと、日本を代表するギタリストのチャーが無料コンサートを行うというので行って参りました!!
2015.7.19 Charチケット

実は、この情報を知ったのが前日。
概要では、当日午前10時から座席指定券を1人につき1枚のみ配布ということ。
それでしばし思考。
何時に行けば確実に座席指定券を入手できるのか?ということ。
一応、前日から並ぶのは禁止で、早く来たからと言って良席ではないとはなっているものの、あくまでエクスキューズだろう。
とりあえず、朝6時にアラームをかけ起きれたら行こうと決意。

翌朝、何とか起きれました!
会場の日比谷野外大音楽堂に、7時15~20分くらいに到着。
三重になりたての列に並ぶ。
木々が茂った場所だが、それでもその隙間から陽が射すとかなり暑くなり、汗っかきの私は爆汗状態…。
そんな状況で、周囲を冷静に見ると先に列に並んでるという人がいてもせいぜい500人くらいか?と判断。
野音は席が2600強なので余裕でしょう。
しばらくじっと並んでると、前の人が退屈したのか話かけてくれた。
その方が、整列担当のスタッフがカウンターを持っていたので人数を聞いたら、378って言っていたかな?
読みはそこそこだった。
その方、私より1つ年上で若い頃はバンドでギタリストだったと。
もうそんなファンが多いでしょう。
よくよく並んでる方を見ると、若い頃はちょっとツッパッたことのある推定現在年齢40代後半から60代初頭くらいの人間ばかりが並んでる!(笑)
その元バンドマンの方と話していたら、なんと“ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツ”のファンだったっと!!
なかなか逢いませんよ、おとぼけのファンとは。
あと子供バンドも追っかけてたことがあったとか、そんなお互いの若い頃に好きだったり聴いた音楽の話で時間を潰せた。
9:30を過ぎたくらいか、スタッフが拡声器で「予想以上に早く多くの人が集まったので、10時予定のチケット配布を少し早めます」の案内に拍手が沸く。(笑)
前掲の画像にあるチケットの通り、朝7:20までに到着し390~430番くらいの位置でBブロック6列(実質前から11番目)をゲット!
丁度見易い距離ですね。
(やはり、早い順に前列からチケットを出してました。)

だいぶ時間があるので、野音のある日比谷公園を散策。(こちらはまた改めて書きます。)

開演が16時なので、コンビニへ行って、酒、水、塩分補給用つまみを買い込み、いざ野音へ入場!
2015.7.19野音
いやぁ、日比谷野音って久しぶりです!
最後は…、もう10年以上前にハワイのケアリィ・レイシェルのライブだったか…な?
チャーは野音が似合う日本のアーティストだろう。
と言いつつ、野音でチャーを見るのは初めてですが…。
昔、“ジョニー、ルイス&チャー”から“ピンク・クラウド”へ改名した辺りに何度かライブへ行ってました。
渋谷公会堂とか、昔はインクスティックってライブハウスがあってそこにも行ったなぁ。
今回は、チャーが60歳を迎えての企画で、“ロック・フリー”も一説によると“ロック・ジユウ=ロクジユウ=60”の洒落とか?
先日、日本武道館で福山雅治やら奥田民夫やら泉谷やらをゲストに、60歳のアニヴァーサリー・ライヴを行なったばかりなので、このライヴは無料でノンスポンサーのようなので「きっとチャーがやりたい曲を緩くやるのかな?」と予測。
いざ蓋を開けると、半分当たりで半分はずれ。
いきなり、ギターが2本とその位置にそれぞれマイクスタンドも。
チャーが現在のサポートバンドとともに登場すると、もう1人ギタリストが。
なんと佐橋佳幸だ!
いやぁ、個人的にはチャーの次の世代のギタリストは佐橋だと思っておりましたので、嬉しい驚きです。
一発目は何とサム&デイブのナンバーから“ホールド・オン”だった!
でも演奏始めるとイントロのリフを延々と弾きながら「今日は、こんな感じを延々とやるからな!」とか言いつつ、自身と客のエンジンを暖めているよう。
チャーのあのギターの音を聴くだけで、不思議だねー、もうありがたいと思っちゃう。
ソウル・アンセムがファンク・ロックのようになりカッコいい!!
もう1曲続けて演奏を終えると、佐橋佳幸が「じゃあ、この辺で帰らせていただきます…」と言い袖へはけていく。
ここでチャーが「次は後悔させてやるぜ」と言い呼び込んだのは山岸潤史だった!
当然演るのはブルース。
2曲ブルースをやり、「次の患者さんは小児科です」と告げると、小学生くらいの男の子がサウスポーにギターを抱え登場。
で、いきなりブルース・アンセムの“クロスロード”を演り始めるではないか!!
いいよ、いいねー!(笑)
続いて“ゴーイン・ダウン”をセッション。
今時の子は凄いです、ホント。
チャーが「アキラ」と連呼していた。
小学生かと思ったら、13歳のよう。
そういえば何年か前に「さんまのからくりテレビ」という番組でも、天才少年ギタリストで龍之介という男の子ともう1人メジャーデビューした女の子がチャーの指導のもとで研鑽を積むとい企画をやっていたっけ、などと思ったら、次に登場したのがその1人。
やんちゃ小僧の山岸龍之介クンだった!
もう立派な若者でした。
でも、さっきのアキラくんとこの龍之介くんともにセッティングに時間がかかってしまい、チャーが「エフェクターは5個までにしろって言ったろ!」と言う突っ込みについ拍手。(笑)
龍之介vsChar
やはり2曲演ったのだが2曲目がジミヘンの“リトル・ウイング”!
泣けるね。
チャーが「大きくなったな。最初はお前“このおっさん、ただのおっさんちゃうで!チャーやで、チャー!”とか言ってたなー!」と言われ、苦笑する龍之介。(笑)
あと、2人の演奏聴いてふと思ったのは、改めてチャーはジミ・ヘンドリックスを好きなんだろうなぁということ。(当たり前でしょうが。)
この後は、先の山岸潤史と神童のアキラくんを呼び込み、龍之介君も含めて、“パープル・ヘイズ”をセッション!!
やっぱりチャーはジミヘンかなりリスペクトなんだと演奏を聴いて確信。
神童vsChar
演奏が終わると、「2時間の休憩!」と言いインターミッションに入る。

30分後、第2部。
13歳の子のセッションを聴いた後は誰が出る?
登場したのは、チャーより遥かに年上、76歳のロッカーだった!
ムッシュvsChar
ムッシュかまやつ!
“ノー・ノー・ボーイ”とニューオーリンズ・ソウルの“ヤー・ヤー!”を披露。
その次に登場したのは、実息でRIZEのJESSE。
先日他界したばかりでチャーとBAHOでコンビを組んだ石田長生の曲“アイム・ジャスト・ライク・ユー”をラップで共演。
JESSEなりの思いを、そして恐らくチャーが言葉にして言えないだろう気持ちをラップで語る。
演奏後、チャーが一言「泣かせんなよ。」と…。
続いては“ニッポンChar Char Char”と石田氏絡みが続き、三度山岸潤史がなんとスモーキー・メディスン時代の盟友である金子マリを伴って登場!
もう完全に石田氏の追悼ライブだ。
「ハピネス」をこのメンバーで演奏。
途中、♪いしーだおさむにハッピネス!、というフレーズを促し、満員の野音が、60前後のジジババの大合唱に!!
スゲーな、みんな無理せずに腹の底から大声で歌ってる。(かく言う私も。)
改めて、石田長生へのリスペクト、そしてチャーへのリスペクトを感じた。
さらに、BAHOのナンバーの“エニィタイム”を演り、本編最後に唯一チャーのオリジナル“トーキョー・ナイト”が演奏された。

アンコールは全員で“ジャンピン・ジャック・フラッシュ”でロックンロール・パーティーは大盛り上がりで終了。

チャーのメッセージとして、「来年もこのフリーコンサートやるんで。ずっと続けていくつもりなんで、みんなよろしく!」と。
え?このフリーコンサートを続けてくんだ!
このご時勢に、無料コンサートだなんて、自腹切って行うその勇気とスピリットに頭が下がります。
改めて、Charってカッコいい存在だな、と。
2015.7.19 Char