先週の今日のこと。
近所にある「東京消防庁 消防技術安全所」 が年に一度だけ一般無料開放し見学できるので行ってみた。
ここの横は毎日のように通っていたが、一般開放をしてるを知ったのは昨年のことでした。
一番人気はやはり本物の「はしご車」のはしごで一番上まで昇れるというもの。
午前10時から入場できるのだが、念のため9時30分頃に行くとまだ10人くらいの列が建物の外にできていた。
係員の方がパンフレットを持っていたので、声をかけていただこうとすると「はしご車搭乗はご希望ですか?」と訊かれたので「はい」と答えるや、「敷地内に既に列が出来てる」とのこと。
そちらへ向かうとすでに長蛇の列。
この日は、4回に分けて搭乗できるようにスケジュールが組まれていた。
1回目が10時搭乗券配布→10時10分~11時10分搭乗、2回目が11時配布→11時10分~12時10分搭乗、3回目が13時30分配布→13時40分~14時40分搭乗、最後が14時30分配布→14時40分~15時40分搭乗ということになっていた。
しかし、この後もどんどん人が並んで、早めに搭乗券配布を始める措置を取る。
自分の場所で、2回目の20人目くらいの搭乗券になった。
あれ?券には2回目の搭乗時間は11時30分~11時50分になっている…。
あまりに人が多く並んだので、1日の搭乗券をもう11時までには配布し終えちゃったのではないだろうか。
11時の配布を待たずして早めに搭乗券を入手できたので、所内の催しを見て周る。
ちょうど火災実験を行なう時間だったのでそちらへ向かう。
その時間はマグネシウム火災の消化実験を行なっていた。
昨年、東京町田市でマグネシウム火災が起きたことで開発が進んだ、対マグネシウム消化剤での消化実験が行なわれた。
まずはマグネシウムに点火。
マグネシウムは火が回るのに時間がかかるが、火が付くともの凄い高温になる。
そんなところへ水をかけると大変なことに。
逆に炎が上がり、火災がさらに広がることに。
そこで、対マグネシウム火災の粉末消化剤をかけて鎮火する。
私がいた位置からだと、ビデオカメラがあって判り辛いが、火の後ろ側から隊員がひしゃくでちょっとづつ掛けています。
消化活動はかなり地味な様子。(笑)
そして、はしご車搭乗体験の時間!
自分の乗るはしご車がこれ。
一番上からの眺望を写真に撮ろうかと思いきや、搭乗中は撮影禁止を申し渡される…。
ヘルメットを被らされ、命綱を付けられ、いざ搭乗!
10メートル上昇したところで隊員の方が「現在10メートルですが、高いところは大丈夫ですか?」と尋ねられたが、馬鹿と煙は高いところが好きというだけあって高いところ割と好きです。(苦笑)
10メートルくらいでは特に何とも思わなかったが、20メートルではちょっと足がすくむ気も。(笑)
ちょうどそのくらいの高さで風が強くなりだしたので、それがちょっと怖く感じた。
無意識に手すりを掴んだ左手に力が入る。
そして最高位の30メートルに到達。
逆にこのくらいまでくると、遠くまでの見晴らしが良くて見入ってしまった。
実際には最速で15秒ほどで最高位に到達するとのことだが、この日は上昇開始から地上に戻るまで2分半ほどの上空遊泳を楽しんだ。
再び、催しが行なわれていたので覗いてみる。
こちらでは、ハイパーレスキュー隊の救助活動の模様を実演していた。
この時は、塩酸系毒物が漏れ出した建物に取り残された人がいるという想定でその救出の模様を解説しながら行なってみせた。
まずは、オレンジ色の作業服を着たハイパーレスキュー隊員たちが救出に向かう。
逃げ遅れ動けない人物の救助の模様。
ちなみに救出部隊が手に持っていた救出道具?
屋外へ無事救出した後は、暫定医療措置を行なう。
黄色の作業服を着た隊員たちが、被害者の意識や致命度などを確認し、医療搬送までの作業を行なう。
ちなみに先の救出部隊のオレンジ色の服の背部は酸素ボンベを背負ってるのでした。
こちらは一般の方が試着できるブースの模様。
引き続き所内をブラブラ。
お子さん連れの家族が多く、子供たちが消防車と記念撮影している光景をよく見かけた。
所内奥の立ち入り禁止区域には多くの消防車両が。
こんなに一同に消防車を見ることなど、大火事の現場でないと無いですって!
他にも起震車。
また、無人作業車も。
こちらは小型。
こちらが大型。
左側の大きな機械がコントローラーとなるもの。
ほかに消防や救命に関するものが色々と展示されていた。
放射線探知機。
発泡消火器。
あと、人工呼吸やAEDの練習に使う人形。
実はこの人形の正式名称は「蘇生法教育人体モデル」と呼ぶそうです。
そろそろ1周りもしたし、所内の景色を。
建物から見る外の見晴らしも結構良いです。
最後は、喫煙所。(笑)
さすがにスタッフは禁煙。
あくまで来所した一般のスモーカー用とのことでした。
なかなか、興味深いものが多くありました。
体験コーナーの殆どが靴を脱がないといけないのですが、あいにくこの日は紐ブーツを履いていた。
なので靴の履脱が面倒で参加しませんでしたが、来年はスニーカーで行って色々と体験してみようかな?