本日は1月17日。
ここ日本は「阪神淡路大震災」から20年の節目を迎えました。
改めて、犠牲者の方々、またこの震災で今なお辛い日々を強いられている皆様にお見舞い申し上げます。
話は変わって、さらに遡った1929年-今から86年前の1月17日。
「ニューヨーク・ジャーナル」紙の連載漫画「シンブル・シアター」に1人の脇役が初登場した。
それが、その後人気者になる“ポパイ”だった!
ポパイは小さい頃大好きなアニメでした!
まだ幼稚園に入るかどうかの頃は、海外のアニメではディズニーかポパイが子供に人気を2分していたくらいだったのではなかろうか?
そのポパイが生まれた「シンブル・シアター」は、エルジー・クリスラー・シーガーが1919年に連載を始めたコミックで、主人公はハロルド・ハム・グレイヴィなる人物で、彼のガールフレンドこそがオリーブ・オイルで、そこにオリーブのお兄さんのカスター・オイルを含めた3人のストーリーだったそうです。
こちらが当初の主役のハム・グレイヴィ。
ところが、何気なく登場したこのポパイの人気がとてつもないほどに高くなった。
(スヌーピーもそのパターンですね。)
やがて、ポパイとオリーブが付き合いだし、タイトルも「ポパイ」になり、本来の主役ハム・グレイヴィは消えてしまった…。(涙)
その後、1933年にアニメ化されアメリカでテレビ放送が始まってからの快進撃が今日にまで到る。
ポパイがスーパーパワーを発揮するアイテムと言えば“ほうれん草”だが、実は当初はニンニクだったらしい。(こちらの方が、理にかなっている気がする。)
それが“ほうれん草”しかも缶詰で出てくるのは、番組スポンサーがほうれん草の缶詰商品だったかららしい。
いやぁ、時代ですね。
日本でも「ナショナル・キッド」なんてタイトルにスポンサー名が入ることもありました。
ちなみに幼少期からアホな私は、母が「ほうれん草や野菜を食べるとポパイのように強くなれるよ」と私に言ったところ、緑の野菜ならきゅうりでもピーマンでもほうれん草と思って食べてはポパイになった気でいたそうです。。。(呆)
我ながらつくづくアホだなと…でも、そのお陰か野菜は大好きに育ちました。(苦笑)
そんなこんなの中で、個人的に思い出したのが、まえ~にポパイのDVDを買っておきながら未開封のままのものがあった、と。
棚の一番上に置いたままになっていたそのDVD…。
そりゃ埃だらけ!
埃を取ると、
こんな感じ。
この商品は2009年5月に発売され、発売直後に買ったので、6年もの間我が家に放置されたままでした…。
中を開けると、
2枚組み。
208分収録で980円!
早速鑑賞すると、1936年から1957年までに放送したものからのセレクトで全27話カラー作品。
1936年って昭和11年ですよ!
二二六事件が起き、長嶋茂雄がオギャーと生まれた年ですから。
そんな時代に、アメリカはカラーでポパイを放送していたんですからねー。
なのでエピソードの1つに、ポパイが照れて赤面するシーンに「カラー放送になって初めて顔が赤くなっちゃった!」と言うセリフも出てくる。
時代を感じます!
日本語字幕なので、オリジナルの声でちゃんと聞くのは初めてと言っていい。
でも、日本のスタッフだった方々優秀です。
声質は変わらない。
ポパイのダミ声、オリーブの金切り声、ブルートのドス声、ウィンピーの間延びした感じの喋り…、観ていて何の違和感も感じなかった。
しかし、ディスク1の8話の途中からディスクがフリーズ…。
ディスク2は大丈夫だったが、悔しい。
6年前の商品を、交換してくれるだろうか…??
(ちなみに発売元は宝島社。関係者の方いたら可・不可教えて下さい!)
この商品に収録されてるエピソードの幾つかはYouTubeでも発見しましたので、YouTubeでチェックも出来ます。
ポパイとオリーブ、ディズニーのミッキーとミニーに匹敵するほどのアニメ界の著名なカップル。
しかしながら、うちのポパイとオリーブは…、
オリーブがポパイに思いっきりジャーマン・スープレックス・ホールドを何十年も仕掛けたままです…。(笑)