その後、ファン感謝祭の余興で1つ試合が。
それは、世界一になった女子野球チームの「マドンナJAPAN」との対戦。
グラウンド上のファンも引き上げて試合に臨むが、まだ外野位置に設けたブースやステージはそなままで試合を始めるらしい…。

あくまで余興なので、3回までの試合で、スワローズは通常のポジションでない守備に付くという縛りで行なう。
また、スワローズ側の監督は森岡選手。
審判部長は、マスコットである“つば九郎”。
ようは、真面目には試合はしないと。(苦笑)
マドンナJAPANに失礼だろが!
先発メンバーが発表される。

スワローズは、
1:セカンド中村
2:ショート秋吉
3:キャッチャー山田
4:サード上田
5:DH古野
6:センター七條
7:レフト谷内
8:ライト西田
9:ファースト村中
P:ピッチャー畠山
というメンツ。
バッテリーは、先発ピッチャーがシーズンは4番も打つスラッガーの畠山選手。

キャッチャーは、日本新記録樹立(最多安打)の山田内野手。

そして、いざプレイボール!
すぐに失点するスワローズ。

開始早々4分で点を取られるなんて…。
ここでマドンナジャパンは5番の川端友紀選手。

この川端選手は、スワローズでクリーンアップを打つ川端慎吾選手の妹さんです。
フォームがお兄さんに似てますねー。
するとここで森岡監督が、ピッチャー交代を告げる。
そう、ピッチャーは兄の川端慎吾!

仁義無き兄妹対決は?!

センターフライにしとめた兄・慎吾の勝ち。
スワローズの攻撃だが、マドンナ先発磯崎投手が難なく抑える。

2回、マドンナジャパンの攻撃、スワローズ守備陣に変更が。

セカンドに中村捕手から久古投手へ、ショートが秋吉投手から杉浦投手に。
キャッチャーが、山田からスワローズのマツジュン松井淳外野手。
ピッチャーは先ほどの兄妹対決を制した川端に代わり、元投手の雄平外野手。
元来投手の雄平なのでこの回は抑えるかと思いきや連続四球…。
いや野手に転向して正解だったね…。
それと、1番に入ってる久古と4番に入ってる上田、イベント開始時の真中新監督の挨拶中にお前ら2人だけくっちゃべって笑ってやがって!
来季は1年中ずっと戸田(スワローズ2軍ベイス)で走り込んでろ!!
話は変わるが、この日はベンチを使用せずに、ベンチ前にパイプ椅子を出してベンチ代わりにしていた。

良く見ると、マドンナJAPNベンチに畠山、三輪、つば九郎が普通にいるし。(笑)

三輪とか森岡とか、こういう時は頑張るけど、たまにはシーズン中に本業の野球で頑張ってくれないかい…頼むよホント。
で試合だけど、もうボコボコにされてしまったスワローズ…。

元投手の雄平に代えて、本当に投手の江村をマウンド上に送る。
しかし…、ウォーミングアップもない上にサウスポーなのに右投げで。(苦笑)

そしたら、マドンナの3番三浦選手にデッドボール…。
おいおい、昨年にカープの前田選手にぶつけて引退に追いやったことを全く何とも思ってないのかい…?
そんなこんなんですから、この回4点を取られ5-0。
2回裏もスワローズは点取れず。
遂に最終回の3回に入る。

マウンド上のスワローズの布陣は、
ピッチャー:西浦
キャッチャー:三輪
ファースト:森岡
セカンド:中澤
サード:児山
ショート:石山
レフト:赤川
センター:比屋根
ライト:山中
へと変更。
3回裏スワローズ攻撃時、実はマドンナJAPAN用にハンデキャップとして幾つか特権を与えていたらしいのだが、それを森岡監督がスワローズに使わせて欲しいと願い出る。
それが「満塁からのゲーム開始」というもの。(苦笑)
これを審判部長である“つば九郎”が快諾。
スワローズが満塁の状態からの試合開始に。
するとマドンナJAPAN側も「全員守備」というのを行使。(笑)
グラウンド内はとんでもない状態に!

キャッチャーが後逸したのだが、もう1人キャッチャーがいたので、3塁ランナーもホームへ突っ込めない。(笑)
何とか1点をもぎ取るも、もう2アウト。
ここでバッターボックスに入ったのは、なんとこの数年一度も神宮球場で試合をしたことのない由規投手。

こんな状況でも、ピッチャーマウンドでなくバッターボックスでも、神宮で由規が野球をしてるのを見れるのは嬉しかったりする。
でも、打てるわけもなく、ここで終了。

マドンナJAPANが、スワローズをわずか1安打に抑え、5-1で圧勝!
スワローズより頼もしく見える。(苦笑)

試合後に、この日マドンナJAPANの監督代行を務めた清水コーチにインタビュー。
インタビュアーが「まさかプロのチームのスワローズに勝てるなんて思ってましたか?」と尋ねると、「はい、勝てると思ってました。」と一笑。
来年も、東京ヤクルトスワローズは最下位をキープかね?
嗚呼…。
この後もファン感謝祭は続くのだが、選手の歌合戦やお遊びを見たいというタイプのファンではないので、ここで球場を後にしてお隣で開催中の「いちょう祭り」へ向かった。