三億円事件の真相とは | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

日本の未解決事件、時効成立事件の中で、未だに有名なのは「三億円事件」と呼ばれるあの事件ではないだろうか。
昨夜、テレビを見ていたら、この事件を徹底的に調査したというジャーナリストが登場し、真相を語るという番組があった。

この「三億円事件」は1968年の12月10日に東京の東芝府中工場の年末ボーナスの三億円を運ぶ現金輸送車が、白バイ警官に扮した犯人にだまされ輸送車ごと盗まれた事件。
犯人は、輸送車に爆弾が仕掛けられているという情報が入ったと輸送車を止め、輸送車の下で発炎筒を焚き、爆発すると言い、輸送車に乗り込み移動してそのまま消えた。
その後、有名なあのモンタージュ写真が全国に配布され、警察の面子にかけた大規模捜査が行なわれたし、また当時としては驚異的な金額だったこともあり、一般人も殆どがその事件とモンタージュ写真が記憶していた。
しかし、結果は犯人も三億円も見つからないまま時効が成立してしまった。

昨日のジャーナリストの話だと、まずあのモンタージュ写真は犯人ではない。
というかあの時点ですでに他界していたちょっとした前科のある人物の写真だったとのこと。
何故、そんなものをモンタージュ写真だと偽装し、発表したのか?
実は、犯人はあのモンタージュの顔に似た人物であった。
そしてその似た人物というのは、当時機動隊の管理職についていたある人物の息子だという少年であった。
これは、現金輸送車を運転していた複数のスタッフの証言から、その息子の顔が犯人と極似していたことが判っていたらしい。
となると、これは警察の一大事!
しかし、その少年は自殺体で発見される。
死因は青酸カリの服毒死。
だが、自殺に使用した青酸カリを包んだ紙からは、少年の指紋は見つからず、代わりに機動隊である父親の指紋だけが発見された…。

警察は慌ててどのような対応をすべきか、秘密裏に計画が練られたのだろう。
警察官の身内に犯人がいたなどと、ましてやあの時代には絶対にあってはならないこと。
そこで出された結論は、少年に似た前科者ですでに故人となっている者の顔写真を探し、その顔写真をモンタージュとして発表した。
発表したところで、写真の人物は故人であるし、真犯人である少年も他界している。
いくら探しても、該当する人物はこの世で探すことはできないのだ。
当然、迷宮入りとなる。

これが、警察の作ったシナリオだと言う。
もちろん、この話自体もどこまで本当で、どこまで嘘かは判らないが、まんざら無い話でもないような気もした。