東品川って聞いて、すぐ「ああ、あの辺ね。」と判る人ってどのくらいいるだろう?
でも、「天王洲アイル」と聞くと「ああ、はい、はい。」となる人はそこそこいるだろう。
しかしながら「天王洲アイル」の説明を求めても、明確に答える人も果たしてどのくらいいるだろうか?とも思う。
まさにそれは私だったりするのだが。(苦笑)
そんなことで、仕事終わりに、天王洲アイルを歩いた。
まず最寄り駅はその名も「天王洲アイル駅」だ。

この「天王洲アイル駅」は、モノレールとりんかい線と2つの路線にある。
やはりモノレールの印象の方が強いか?
この天王洲アイルのある東品川は、ずっと倉庫街だった。

しかし、バブル経済気に物流のスピード発達もあり、このエリアだけでなく多くの湾岸に接する倉庫街が急激にその使命から離れ行く状況に陥った。
そこで、この大きな空間を所有する建物は、ライブ会場、大型ディスコ、など当時の時代の先端に位置する娯楽・流行の発信場所となった。
中でも寺田倉庫は多くの倉庫を持っていたので、倉庫という空間を自由に使わせている代表だったような記憶がある。

そして「天王洲アイル」もバブル期に作られたいわゆる「おしゃれスポット」として立ち上げたもの。
なので、時代を経た今ではなにか外国のような風景にも見える。



なんか、ニューヨーク?
はてまた上海?
って、どちらも行ったことないですが…。
いずれにせよ新しい時代の風景です。
で、「天王洲アイル」とは何か?
実は私は「天王洲銀河劇場」やホテルが入った大型複合ビルのことを「天王洲アイル」と呼んでいたのだと思ってました。
この建物です。
↓

しかし、建物の前に表示されている案内板を見ると「シーフォートスクエア」とある。

今まで全然知らなかった!
そもそも、この建物に来たのって1回だけだっただと思う。
それは「天王洲銀河劇場」でドラマー村上“ポンタ”秀一率いるトリオ“PONTA BOX”のライブだったと思う。
そしてこの建物「シーフォートスクエア」の中に入ると、

正面におしゃれな感じのオブジェがあるが、その横のメインの店舗は、

閉鎖されていた。
他にも建物の中の幾つもの店舗が閉鎖していた。
今が不景気だけに、バブル期の勢いとで、より一層哀しく映る。
しかしこの建物の前をかなり低い高度でモノレールが走っていて、それはちょっと面白い光景だったりする。


なんか遊園地でジェットコースターを間近で見たような、あの感じに似ている。
また、建物の半周ほどをウッドデッキで川沿いを散歩できるようにしてあり、それはそれで雰囲気もあった。


結局、「天王洲アイル」って何?ということで調べたら、この一帯が再開発により整備され生まれ変わったエリアの呼称だとあった。
つまり街の名前の愛称とでも言う感じだろうか。
この年になってひとつ勉強になった。(今さらだが…)