「ダークナイト・ライジング」ジャパンプレミア試写記 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

ロンドン五輪女子サッカー緒戦で、なでしこジャパン勝利一色の本日ですが、そのことには触れずに(苦笑)、昨夜行った映画「ダークナイト・ライジング」ジャパンプレミア試写記です。

先週21日の土曜日に、私宛の郵便が届いた。
見ると「ダークナイト・ライジング」ジャパンプレミア試写状だった!
(それにしても、随分間近になっての到着だ。)
この映画は「バットマン」シリーズの最新作。
$新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。-招待状_1
今までもちょろりちょろりと映画試写に当選したが、いわゆる大作のしかもジャパンプレミアなどに当たったことなど無かったので驚いた。
「ジャパンプレミア」とは、洋画の日本で最初の一般試写、或いは、出演者や監督も登壇して映画について語る(試写がつかない事もある)、といった類を指す。
今回は、と言うと。
$新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。-招待状_2
主役のバットマンを演じたクリスチャン・ベールの名は無い。。。
出演者からは、アン・ハサウェイとジョセフ・ゴードン=レヴィットなる人物。
あとはクリストファー・ノーラン監督(ここんとこバットマン作品を担当し、「インセプション」も監督)と制作スタッフが2名も。
あまりプレミア感は無いなぁと思いつつも、アン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔」でチャーミングだったので実物見れたらラッキー。
などと思っていたら、ネットで「ダークナイト・ライジング」のプレミアイベントはすべて中止になったというニュースを発見。
え?
とても残念なことにアメリカ・コロラド州でこの映画の試写会場で銃乱射事件が起き、多くの死傷者が出たことに対しての急な措置らしい。
なるほど!これで判った。
おそらく有名人セレブの登壇が無くなって、試写だけになるといくら大作の試写とは言え、会場は東京国際フォーラムAで5000人は入る大会場なので、来場者の歩留まりが怪しくなる。
そこで急遽追加発送を目論んで、私のようなおっさんにも試写状を送ったのではなかろうか?
私としてはラッキー!
映画の販促イベントで、よくレッドカーペットを歩く出演者を見せるだけで試写は無いというイベントには応募しない。
あくまで私は「映画」を見たいのだから。

で、当日はまず大会場なので、届いた試写状を座席指定券に引き換える。
$新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。-座席指定券
そしてチラシ類と一緒になんか景品をくれた。
$新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。-景品_1
マッチ箱?
いやいやそんな危険な、そして需要の少ないものを配るとは思えない。
中身は、
$新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。-景品_2
男性用のオードトワレのサンプルが2つ。
友人と待ち合わせ、場内に入ろうとすると、持ち物検査でバッグのチェックだけでなく、金属探知機を一人一人に当てられ、かなり厳しい所持品チェックの洗礼を受ける。
大作なので動画・画像が漏れてはいけないというのもあるが、やはりこの映画で銃乱射事件が起きたので、そのあたりの懸念もあるのだろう。

いよいよ試写開始。
キャッチ・コピーは「伝説が、壮絶に、終わる」だし、試写直前のアナウンスでも信じられない結末が用意されています、というよな煽りもあり期待は膨らむ。
しかも2時間45分という長さなので見応えがありそうだ。
(と同時に、ケツや腰が痛くならないか、トイレに行きたくならないか、連日の疲れで寝てしまわないか、という不安も…<苦笑>)

まずは、つかみはOK!
空中で2機の飛行機が絡む。
1機の飛行機に、もう1機の飛行機から特殊部隊が乗り移り…、ロードショー前なのでこの辺りで控えておきましょう。(笑)
すると、上映10分も立たないうちに私の真後ろの人がイビキをかいて寝だした。。。
いやいや、参った。
さて、そもそも「バットマン」を描くのは監督にとって大変だと思う。
なぜならバットマンを描く時には必ずバットマンの「心の闇」と言うか「負」の部分も描かないといけない。
そしてこれがやはり簡単に手短に表現できないからだ。
その分、映画の尺は長くなる。
そうすると、中盤から後半にかけての弱ったバットマンから再起するプロセスや、アクション・シーンでのテンポ感を失わないようにすると、どうしてもこの辺りが端折られて突っ込み処がどんどん盛られていってしまう。
もちろん本作でもそう。
また「インセプション」も担当した監督なので、「インセプション」のあの複雑な映像技術がどのくらい反映されるかと思いきや、アメリカン・フットボール場でフィールドが爆破されてすっかり無くなる、あの予告編で見るシーンくらいしか無かった。
そう意味では、こちらの期待とはちょっと違った。
しかし、これまでのバットマン・シリーズのクォリティは保たれている。
シリーズ化すると、保つだけでも大変だ。
そういった部分を考えると健闘している。
しかし、煽った分ラストにそんなすごい事が起きるのか?!と言えばどうなんでしょうね。
この辺りが今イチ理解できず、終演後に友人に尋ねたら、「○○が、△△だって事を言ってるんじゃないの?」(ここ書くとネタバレになるので伏せておきます。)と言ったが、そんなの殆どの人が想定内の設定じゃないのかな~?
でも、本編の上映が終わると東京国際フォーラムAの観客の過半数が拍手をしていたので、皆さん楽しめたのでしょう。
確かに、それなりに楽しめましたし、思っていた以上に2時間45分の長さをも感じませんでした。
(途中で腰痛持ちの私は腰は痛くなりましたが)
そして、これで「バットマン」は終わるのか?!
答えはぜひご自身で確かめて一喜一憂のどちらになるか体験してください。

ちなみに本編上映前に数本予告編を流しました。
今回のクリストファー・ノーラン監督は次は「スーパーマン」をもう撮ってるようです。(笑)
かつて「スーパーマン」がシリーズ化し、やがて食傷気味になって、「バットマン」や「スパイダーマン」へと移っていったのだが、また「スーパーマン」に先祖帰りですかー。

映画「ダークナイト・ライジング」は今週末の7月28日から全国ロードーショーです!