昨夜、1年前に事故死した友人の一周忌を行なった。
一周忌と言っても正式な法事ではなく、有志が集まり酒を酌み交わすというもの。
まあ、楽しくやろうや、ということで笑いが絶えない席でした。
彼は(このブログでもその時に軽く触れたが)川原でバーベキューを行い、泥酔して川で水死したとのことだった。
それだけでも驚きだったが、その後に色々と驚く話が噴出して言葉を失いかけたりした。
彼は、プロレスや格闘技が好きな仲間の中心人物の一人だった。
デジタル・コンテンツやインディーズ・バンドのプロデュースなど多岐に渡り活躍した若手社長でもあった。
若くして結婚し娘さんが一人出来たが、離婚し親権は母親の方が握ったらしい。
しかしその母親が育児放棄したようで、その娘さんを彼が男手で育てはじめた。
そのうち、プロレス好き仲間の一人の女性と結婚し、結婚披露パーティーはなんとプロレス団体の力を借りリングの上で行なったほど!
その彼の通夜で列に並んでいると、プロレス仲間であり、彼の奥さんである女性が私の数人前に並んでいた…。
え?どういうこと??
通夜の後、有志で飲んだ際に聞いたのは、実は彼には女性がいて離婚調停に入っていた、という話。
知らなかった…。
その彼の奥さんだった女性とは、その後に有志を募って「KAIENTAI DOJO」というプロレス団体の観戦に行ったあと、飲みの席での話では、彼の一人娘とはまだ連絡も取っていたそうで、この時のプロレス観戦に行くんだ、なんて報告をしたと言っていた。
また、死んだ友人に借金もあったらしい、と後から知ったなど、そんな話も出ていた。
人と人、まして男と女、色々あるが、それでもビックリする話が後から出てきてさらに驚くばかり。
でも、やっぱりいい友人でした。
彼にはひとつ恩があります。
だから、やはり今後も彼のために献杯したいと思います。
店を出た夜空には、満月が輝いていました。