その後で、一緒に見た知人と最近のお笑いの話をしたのだが、お互いに女優・菅野美穂の真似をする子の話で盛り上がった。
「とんねるずのみなさまのおかげでした」の“細かすぎて伝わらないモノマネ選手権”や、「笑っていいとも」の“ギャグマーケット(だったっけ?)”に出てるので、世の中的にもうご存知の方も多いと思う。
この女性「梅小鉢 」という2人組みの高田紗千子という方。
あの関根勤が「もう恋しちゃうね!」と絶賛したほど。
私も別に菅野美穂が好きということもなかったが、この人のモノマネ見てから菅野美穂が可愛く見えるようになったのだから不思議なものだ…。(笑)
画像左がその高田女史。
右側の小森真由という相方も「とんねるずの~細かすぎて~」で、神戸かどこかで路上ライブをする素人ミュージシャンのまねシリーズというのを繰り広げていてたので、番組を見た方で覚えてる人もいるでしょう。
で、その「梅小鉢」のお2人が出演するライブが東京であるのを調べ、また2人でそのライブへと昨夜出かけて行きました。
しっかり前売りチケットまで購入して、知人とともに会場へ向かった。
場所は新宿歌舞伎町のはずれにある「シアターミラクル」という会場。
普通の、いや場末の小さなビルの1フロア。
エレベーターで会場階に着き、受付でチケットを見せると、奥へと案内されビル裏側の非常階段のある扉を開け、「どうぞこちらへお願いします」と丁寧に外へと出された。(笑)
どうも時間が押して開場時間だが場内へ入れないようで、外の非常階段にチケットの整理番号順に並ぶしかなかったようだ。
(この時に案内してくれた若い男の子はスタッフなのか?芸人見習いなのか?とてもいい味を出していた。)
整理番号は20番台だったが、30人以上は並んでたのかな?
その後場内へ入ると、60席ほどの小さなキャパシティ。
で、この日は「ヤメテクレヨパトラ」という2人組み女性芸人が3組集まって行なうというもの。
「梅小鉢」の他に2組女性芸人コンビも出る。
「梅小鉢」も先に書いた「細かいモノマネ」以外のネタは知らないし、他2組は申し訳ないが名前も知らないので、どんな内容になるか、正直「ハズレ」の可能性だってある。
そんな期待と不安が入り混じる中、いざ開演!
いきなり全員揃ってのコントからスタート。
その後も全員参加のコントを幾つも用意してあり、その間にそれぞれの2人組みのネタを挟むという進行。
そんな中で、意外や観客を持っていったのは「チキチキジョニー
」というコンビの石原祐美子(画像:右)たる人物!
もう存在感が強い!
チビでデブで坊主頭でメガネといういでたちは、女性には失礼だが、しかしお笑いとしては最強の「見ただけで笑わせるキャラ」な上、表情の作り方や突っ込みの間や言葉のセンスがお見事!!
もう存在が「お笑いBOMB!」とでもいうべきだ。
相方の岩見真利(上記画像左)は、男役キャラがはまり演技も上手い。
個人的には女子プロレスで姉御肌な感じの選手(長与千種とかダイナマイト関西とか)と相通ずる雰囲気を感じた。
このチキチキジョニーは2人の漫才もかなり面白く、私もすっかり持っていかれました、
今後の期待したい芸人になりました。
もう1組は「天然もろこし
」。
上記画像左が植山 由美子、右が関根知佳。
植山女史はやはり「とんねるずの~細かすぎて~」で“B級音シリーズ”として、日常の中一度は耳にする音のB級なもの(例えば「B級の防犯ベル」、「B級の競馬場のゲートが開くときの音」…)を披露していたので覚えてる方もいるはず。
そんな3組が2時間飽きさせずノンストップで走るかのように笑わせてくれた。
意外に、梅小鉢・高田のモノマネを披露する時間も少なめにして、全員のコント・演技力で魅せてくれた。
そして、後半は「シモネタ」オンパレードのコントまで!―シモネタの話ではないのだが、シモネタの言葉と被るという駄洒落的な言葉遊びの設定が展開されるというもの―女性全員で「クンニしてください!」もとい「君(くん)にしてください!」の連発はやられた!!(苦笑)
関根勤だったら高田嬢の「クンニしてください!」に狂喜乱舞に違いない…。(笑)
結局、最初の不安は杞憂に終わり、充分に楽しめた。
なお梅小鉢は4月27日に「うめびより」というDVDも発売するとのこと。