昨日、プロレスリング・ノア「ジョー樋口追悼興行」へ行った。
ジョー樋口さんは、ジャイアント馬場が率いた頃の「全日本プロレス」で多くの試合を捌き、「プロレスリング・ノア」発足とともに移籍し、同団体のベルト「GHC」の管理者としてご活躍されていた。
そのジョー樋口氏が先日、肺腺ガンのために81歳でお亡くなりになられた。
今年はライバル団体の「新日本プロレス」でやはりレスラー引退後レフェリーで活躍した山本小鉄さんも他界し、その山本氏と「ヤマハブラザース」で活躍した相棒の星野勘太郎氏もついこの間亡くなられた。
昭和のプロレスが面白かった頃に、ある意味試合をコントロールしていた「レフェリー」は脇役ながらも、監督兼演出家のような仕事でもあったのだから、リスペクトせずにはいられない。
会場は日本武道館。
実は、金欠の私は、知人とヤフオクで1枚\500で招待券が出ていたので、それをゲットして出かけたのだった。
15:30の開場と同時に座席指定券と引き換えるので、15時過ぎに武道館に到着。
上の画像にある正面口の手前に、グッズ売り場であるテントがあった。
ジョー樋口さん関連のものでもあるかな?と覗くがそれらしいいものは無かった。
またこの日に登場する佐々木健介選手のオフィスのグッズも発売しており、そこには奥さんの北斗晶さんもいて、自ら販売をして、求められればグッズにその場でサインしたり、購入客全員と握手をしていて、しっかりと働き者の面を見た。
(余談だが、もう7年くらい前だろうか?「全日本プロレス」をこの武道館に観に来て、やはりこのテント販売所にアブドーラ・ザ・ブッチャーが自叙伝を販売して、購入者にサインして握手もするというので、つい購入してしまったことがある。<笑>)
入り口前は西日が強かった。
上の画像を撮った時、ふと地面を見ると、自分の足がすごく長くなってた!
ついパチリ。(笑)
そして正面入り口を過ぎた先(建物横)に招待券引き換えの列が出来ていた。
人はそんなにいないように見えたが、2列で蛇行もせずに列が出来ていて、最後尾に行くには武道館建物の敷地も出て、北の丸公園の散歩道も通り越して、普段は使用しないような敷地への入場口に続く大きな石段まで行かなければならなかった。。。
ゆうに千人以上は招待者がいるだろうか??
それでも引き換えは手際よくやっていたようで、列が動き出してからはそんなに時間がかからずに自分の引き換えの番が来たような気がする。
(知人と話をしてたからだろうか)
入場したら、目の前にジョー樋口さんの大きな遺影と献花台が目に飛び込んだ。
この遺影を横に見ながら移動、席は2階南東の上の方。
残念ながら、人の入りは厳しい。
途中の休憩時で下の写真のようだ。
北側(北西、北東含む)は全部座席を潰して、サイドの東と西も3分の1は潰していた。
プロレス人気の下落もここ何年か続きっぱなしだが、ノアにとっては地上波テレビの放送打ち切り、エースであり社長だった三沢光晴の急逝が大きい。
そこに来て、現在の主流選手が何人も怪我で休んでいた。
小橋健太、秋山準、力皇猛、丸藤正道…らの離脱も大きかったろう。
そんな中で、この日は丸藤正道の復帰戦があった。
相手は盟友KENTA。
正直私個人としてはこの日の対戦カードの中で、これ見たさというのもあった。
やはり病み上がりもあって、本調子ではなさそう。
それでも空中戦を繰り出し、アクロバティックなスタイルは変わらず。
年々凄みを増すKENTAに敗れたものの、丸藤がいるといないとでは「ノア」にとっては、大きな差があるだろう。
そして休憩後は、ありし日のジョー樋口氏さんを偲ぶ映像が流れ、場内からは「ジョーさん、ありがとう!」という叫び声が各所から上がった。
その後は、タイトルマッチ絡みが何試合も続いた。
その中で、Jr.ヘビー級選手権試合では「全日本プロレス」のレフェリー和田京平氏が登場して捌いた!
これが、ジョー樋口追悼興行という意味では最もその意味合いを持った演出だったろう!!
もはや、昭和のあのプロレスを引き継いでレフェリング出来るのは、和田京平氏しかいないもんなぁ…。
ちなみにこの試合は王者金丸義信vs挑戦者鈴木鼓太郎戦で、金丸V7達成かというところだったが、鈴木が勝ち新チャンピオン誕生となった。
その他の選手権試合は、
GHCタッグ選手権試合:高山善廣&佐野 巧真(王者組)vsクリス・ヒーロー&クラウディオ・カスタニョーリ(挑戦者組)戦。
GHCヘビー級選手権試合:杉浦貴(王者)vs森嶋猛(挑戦者)戦。
これはともにチャンピオンが防衛という結果だった。
この大会の詳細はこちら で御確認ください。
日々、厳しくあるプロレス界、そして名勝負で熱い気持ちにしてくれた過去の偉人たちがどんどん他界し、色々な物事が去り行くのはまだ続くでしょう。
でも、頑張って欲しいですね。
たまには、また会場へ足を運ぶので。
そして、ジョー樋口さん、安らかに…。