退院翌々日の9月5日から退院後初の通院まではと言うと、布団は敷きっぱなしでほとんど毎日を横になって過ごす。
痔でケツが大変なことになっていようと、求職活動の身。
布団の上にパソコン、SPI問題集や本などをを持ってきて、寝た体制や「女豹ポーズ」で(?!)毎日チェックする。
これが結構、筋肉や筋に負担がかかる。
もちろん排便時は痛いままである。
一番辛いのが、肛門外部の手術後の傷口に便が付く時!
傷口が術後経過2週間くらいでは、ウンコの力には全く太刀打ちできず。
何か、深度のある切り傷に菌が付着して激痛を発する感じだ。
排便後はというと必ず、
痛みを堪えてトイレットペーパーを肛門に当て、
痛みを堪えてウォシュレットを最弱の状態から調節して当て、
痛みがまだちょっとは残っている状態でシャワーで流し、
しみるのを我慢して風呂に入る、
と言う作業を繰り返す。
これら一連の作業を行なうと、痛みがかなり和らいでくる。
が、ウンコするだけで、これだけ手間がかかるので面倒だ。
しかし、これらを繰り返す中で多少は肛門に優しいと思われる知恵もつく。
その発見を記すと、
?ウォシュレット、シャワーは後ろからより前が良い。
(これは私の痔ろうのあった位置にもよるかもしれない。)
なので、ウォシュレットは「ビデ」を使用すると痛みが半減した。
シャワーも前から男性器の下辺りから肛門へかけると楽だった。
?湯船の中で水流を起こす。
それは前にも書いた「腰を前後にチャプチャプ動かす」からの発展。
空のシャンプー容器に風呂の湯を入れ、湯船の中で肛門に向けて押す。
すると細い水流が肛門へむかい、ピンポイントで心地よい刺激を与える。
と言った感じです。
それと、難儀なのがガーゼセット。
20cm×10cmの長方形のガーゼをお尻の割れ目を上から覆うように貼るのですが、まずその位置は意外とほぼ寝ている生活でも「動く」のです。
なので留めているテープが引っ張られてすぐ取れる。
こちらはまだまだお尻から血や女性の生理のような分泌物がどんどん出てくるのでガーゼがずれてパンツが汚れるとその都度パンツを履き替えないとならなくなる。
なので、ガーゼセットの固定は重要なのです。
続いて、そのガーゼを留めるテープ。
ケツが敏感肌なのか、テープを張ったところがかゆい、かゆい!
しかも取る時が痛い。
挙句、かぶれたか掻いたかの痕が付く…。
もう尻っぺた傷だらけ…。
なので、伸縮性のあるテープや肌に優しいテープなどを割高ではあるが購入。(画像参照)
よくあるパターンでは痔ろうが悪化して激痛・高熱で我慢しきれずにやっと病院へ行くというのが多いが、私の場合、痔ろう発覚時はさほど痛くも痒くもなく、手術時及び直後は特に痛くもなかったので、ここに来てこのタイミングで痛さ、痒さ、面倒臭さを思うと、身体を良くするための手術が「やっかい」を招いた気になり、想いのぶつけどころも無く、ストレスが溜まる一方の退院後1週間であった…。
続く。
