最近は、このブログも野球ネタばかりだなぁ。(苦笑)
今朝の朝日新聞朝刊に、楽天ゴールデンイーグルスの試合観戦に行うきファウルボールで負傷し、4400万円もの訴訟を起している40代の税理士と球団・球場の様子が大きな記事で書かれていた。
この事故の記事は前にも読んだことがあったが、今朝改めて新聞記事を読んで残念に思った。
怪我をした40代税理士は気の毒ではある。
目に直撃したことで、元々0.3の視力が0.03になったという。
しかし、野球を観に行ってファウルボールやホームランボールが観客に当たることは充分考えられるとは思わなかったのだろうか??
恐らく、多くの人もそうだし、私自身もそうだが、そんな事は自分には起こらない、と思っていたのだろう。
全ての野球観戦(草野球レベルは別として)では、観客がボールに当たった場合、簡単な治療は球場医務室なりで行なうが、基本は自己責任が明記されているし、常識だ。
この男性は、自身に起きた怪我の大きさに狼狽し、球団に責任転嫁したのではないか。
先述のように、大変お気の毒だと思う。
怪我のレベルからすると、生活・仕事ともにかなり不便な状態に間違いないし、治療代もかかるだろう。
しかし、しかしだ、「自ら野球観戦に行って、飲み物を置こうとしたタイミングでぶつかったファウルボールでの怪我(大怪我だが)で球団を訴える」のは筋違いと思う。
しかも、ネットの無いグラウンド内のシートでなく、一般内野席で観戦していたにもかかわらずだ。
私自身、楽天の本拠地クリネックススタジアム宮城(略称「Kスタ宮城」)に昨年出張で仙台に行ったついでに観戦に寄ったことがある。(2008.9.17記述分)
そして、私が座った席はフィールドシートという本来の席からグラウンド内にせり出ているところで観戦した。
自分の記述にも書いてあるが、ここ「Kスタ宮城」のフィールドシートは、半分くらいはネットで仕切られている。(これもどうかと思うが)
もしあの時に自分が視力を失うほどの怪我をしたら、途方にくれると思うが、球団を訴えるか?
多分、その発想な出ないであろう。
ただ、この税理士の弁護人が提案している「スキーリフトのように保険が、チケット購入時に最初からかかっているシステムにすれば」というのは良い考えだとは思う。
もしくは球場も、今後はセーフティー・シートを設けて、ガラス張り(強化アクリル張り?)でファウルボール、ホームランボールが絶対に当たらないエリアというのを作って、大事を取って、万が一にでもボールに当たって怪我をしたくないリスク回避型の人のための席を売ったらどうだろう?
ここで万が一、ボールがガラス(アクリル)を突き破って怪我をしたら球団・球場も治療費全額負担を約束し、それ以外の席は観客完全自己責任というのを改めてハッキリさせるというのはいかがだろうか?
今月は東京ドームでジャイアンツvsバファローズの試合をエキサイトシート(東京ドームでのグラウンド内で観戦できる席)で観るので私も気をつけないとな…。