ガイドラインとコロナ共存、私の思い。 | 相方は南蛮人

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スペイン人パートナーと年子姉妹とのカオスな日々@フランス

今回は思う事もあり勇気を持ってこの記事を書いている。

 

昨日、私はコロナの抗原検査を受け、結果陽性となった。

事の始まりは、数ヶ月前からある喉の傷みの悪化である。

でもこれは年末の病院受診で風邪でもコロナでもなく甲状腺異常であると診断され、今月精密検査の予定だった。

(当時は次女が発熱していて彼女も検査を受け結果陰性、症状が無くなった段階で登園再開となった)

がしかし、年明け早々から更に喉に違和感を感じ、一昨日辺りから咳が出始めたので新学期早々だし念の為と思い薬局で検査を受けたというのが事の始まりだ。

今や誰でも感染しうる状況にいるわけで、私に見覚えがあるわけもなく。

幸いな事は喉以外はピンピンしており、更に子供達は無症状でかつ彼らの検査結果が陰性であった事である。

 

そして子供達の学校の登園について。

 

 

以前は濃厚接触者は隔離対象であったけれど、最新の発表されたフランス政府公式のガイドラインでは無症状でかつ検査結果が陰性であれば濃厚接触者でも登校は可能になったのである。

これは国内のワクチン接種率と現状がコロナが世界に感染の猛威を振るい始めた当初とは大分変わってきからだと私は認識している。

この場合、潜伏期間や擬似陰性の可能性もあるので2日目と4日目にも検査が必要。

(もし検査を拒否する場合は7日間自宅待機必須)

勿論であるが、濃厚接触者でかつ検査陰性であった場合においても学校に報告は必須。

 

そして問題なのはここから。

 

私が陽性である事を知った他のクラスのママから直接連絡があり、”子供を幼稚園に行かせているのか?私の子供が同じ幼稚園に通っているのに!もし登園させているならどうかしている”とクレームが来たのである。

そのママというのはこのブログでも度々問題視している私の大学のクラスメートの香港女子である。

(今週から大学は後期試験が一斉に開始され、やはりコロナ陽性になった学生を懸念して大学側から陽性者の試験振替の連絡がきており、内容の理解できていないクラスメートがクラスのチャットグループに質問したので実は私も陽性になり振替試験申請していると公表したのが彼女が知った所以。)

幼稚園では、コロナ陽性者が出ると幼稚園指定の情報共有アプリから陽性者発生のお知らせがあり、また同じクラスで陽性者が発生した場合はクラス全員が濃厚接触者と認識され、幼稚園から直接連絡がありガイドラインに則った対応がなされていた。

(今までは濃厚接触者も隔離対象だったので過去に何度か娘達のクラスで陽性者が出た時は直接連絡がきて陽性人数に応じて学級閉鎖になったりならなかったり。勿論その場合はクラスメート全員が検査を受けるのが前提である。)

この場合、陽性者が出た事は伝えられても陽性者の個人名は一切公表されなかった。

担当教員が陽性でさえ当時は”都合により”で徹底して公表されない。

(休む期間と小さい街なので噂ですぐ情報が回ってくるので自ずと判明)

恐らく、香港女子の様に言ってくる父兄が一定数いたからなのかそれを懸念しての事だったのだと思う。

 

もちろんコロナが世界に猛威を振るっている初期の記憶はまだ皆残っているし怖いのは誰だって同じである。

でもそれでも夏のバカンスを開放し、年末のクリスマスも”注意喚起”しつつも世界大移動を皆がしていたではないか。

今やレストランやカフェも人で賑わっている。

これは個人的には”コロナと共存”を掲げているが所以であると私は理解している。

私だって子供達を幼稚園に通わせるのを即決められたわけではない。

こういう事があるかもしれないと迷ったし、心配だってしたのである。

外国人だから、母親がアジア人だからとなにかにつけていろいろ言われない様にと常日頃立ち振る舞いには気をつけてきたつもりである。

だから幼稚園にはガイドラインでは許可されているのは知っているけれど幼稚園としては本当に登園させてもいいかどうか指示を仰いでいる。

そこで私個人にクレーム言われたところで、クレーム言う矛先間違ってるとしか言いようがない。

これがフランス政府が公表しているコロナ共存におけるガイドラインなのだから。

 

未だワクチン摂取をためらう人、陰謀説を唱える人が一定数この世界にはいる。

人によって意見は様々で、国によっても公式で出しているガイドラインや概念は違っているのは百も承知。

それでもその国やその土地の方針に異見があるなら、その人は自分に合う他の土地に引っ越すべきだと思う。

私は香港女子に上記を伝えて彼女をブロックした。

彼女の子供が世界の中心にいるわけではない。

(少なくとも、幼稚園のガイドラインさえ守れない彼女に言われる筋合いは微塵もない)

みんな同じ状況の中、お互い様できちんとその国のルールに基づいて生きているなら、文句を言われる筋合いはないし、それでも非難する人と関わわっていられる程私は暇ではない。

とはいえ、一母親としてルール上問題なくとも”コロナ差別”の様な事を子供達が合う事だけは避けなければならない。

今日は事の事情を幼稚園に説明し、陰性であっても登園を続けるべきか再度相談してみたいと思う。