1947年10月イタリア・ベニス。
エルキュール・ポアロは探偵から引退して隠遁生活を送っていた。
そんな彼の下にある日知人である作家、アリアドニ・オリヴァが訪ねてきて、
オペラ歌手ロウィーナ・ドレイクの館で死んだ一人娘アリシアの声を聴くための
降霊会が行われるのだが、それが嘘でトリックを見破って欲しいと
話を持ち掛けてきた。
・
プラナー版ポアロ3作目。
流石に3作目だと目も慣れてきて違和感なくなってきました。
エジプトの明るい陽射しの前作から一転、薄暗く湿った洋館が舞台の本作、
テーマがテーマだけにホラー要素が強かったですが、
細かい突込みはあれど、そこはきっちり灰色の脳細胞が
ミステリーとしてまとめてました。
こういう会話で物語が進む作品見ると、
役者さんの芝居が観れてホッとします。
派手さはないけど続けて欲しいシリーズです。