「役所は助ける気なんかないのさ」
心臓の疾患で、仕事が出来なくなった大工の
ダニエル・ブレイクに向けられた言葉は、
イギリスが舞台なのに自分に向けられたようにドキッとしました。
病院からは働くな、役所からは就労可能と判断され、
給付金の手続きすらさせてもらえない矛盾や、
国や市からの手が差し伸べられず、
弱いもの同士で助け合っていかなければならないというのでは、
納税者は義務を果たしても、
権利はないのかと憤ってしまいました。
今観てよかった気がします。
静かに強い作品でした。