"I, Daniel Blake"(2016) | Something Wonderfulな日には

 

「役所は助ける気なんかないのさ」

心臓の疾患で、仕事が出来なくなった大工の

ダニエル・ブレイクに向けられた言葉は、

イギリスが舞台なのに自分に向けられたようにドキッとしました。

 

病院からは働くな、役所からは就労可能と判断され、

給付金の手続きすらさせてもらえない矛盾や、

国や市からの手が差し伸べられず、

弱いもの同士で助け合っていかなければならないというのでは、

納税者は義務を果たしても、

権利はないのかと憤ってしまいました。

 

今観てよかった気がします。

静かに強い作品でした。

 

https://longride.jp/danielblake/