2011年、27歳(またしても)で亡くなったシンガー、
エイミー・ワインハウスの生涯を描いたドキュメンタリー。
オープニングの”Moon River"から、声の深さに聴き入ってしまいました。
インタビューでもあった、18歳とは思えない
「老成」した歌は人を惹きつけるに十分な魅力、
だからこそスターダムに昇り詰めたのは
必然だったんでしょうが、
本人は、ただ歌が好きでそんなものは全く望んでなかったのと、
それに群がる亡者のえげつなさを見ると、
ビリー・ホリデイの時代と全然変ってないんなと、
かっくりきました。
過食気味の少しぽっちゃりした子供時代、
赤裸々で気取りのないデビュー時代を経て立った
2011年セルビアのステージでの生気のなさは、
居たたまれなくてかなりキツかったです。
歌うたいは歌が歌えるだけで十分幸せなのに、
周りがそれで十分としないのは、
結局お金のせいなのか。
不幸なことだと思います。