1970年 西ドイツ・ハンブルグ。
屋根裏部屋に住むフリッツ・ホンカは、
一人の女性を殺害し袋に入れて運び出そうとするが、
重すぎて諦め、のこぎりを手にする。
・
西ドイツで実際にあった事件に基づいた作品。
それだけに、フィクションのような伏線もどんでん返しもなく、
淡々と進んでいきました。
癇癪を起こして、
壊したおもちゃを気まずく押入れに隠すように、
犯行に及ぶホンカは、
観ていて不快で滑稽な小心者として映りましたが、
原題にもなっている酒場"Goldene Handschuh"は、
そんな男にもついて行かざるおえない人間がいる
時代背景もまた表してた気がします。
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