1927年、アメリカ。
サイレント映画の時代。
ハリウッド・チャイニーズシアターの前に溢れるギャラリー。
新作映画のプレミアム上映に現れた主演の
ドン・ロックウッドとリナ・ラモント。
これまでの道のりを入り口の前で滔々と話すドン。
しかし、リナは自分の声質が災いして、
コメントさせてもらえなかった。
ある日、ファンから逃げるドンは、
偶然乗った車を運転するキャシーに話しかけるが、
台詞を喋らない映画俳優と小馬鹿にされショックを受ける。
そして、映画界にトーキーの時代がやってくる。
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「午前10時の映画祭」
この作品もスクリーンで初めて観ました。
子供の頃は分からなかった、
華やかなミュージカルシーンの裏に、
新しい波に翻弄されながら
生き残る道を探すという、
今の時代にも通ずる側面があったことに
改めて気がつきました。
そんな雨のように湿っぽい空気さえ、
笑って踊ってロジカルに解決していく、
ポジティブなスタンスが、
すごい好きです。
http://asa10.eiga.com/2018/cinema/801.html