1940年 江戸初期。
キリシタン弾圧下の長崎で、
イエズス会で布教活動をしていた宣教師フェレイラが、
捕えられ棄教したという手紙がポルトガルの教会に届く。
そのことを信じられない弟子のロドリゴとガルペは、
マカオで紹介された日本人キチジローの手引きで、
長崎へ入る。
・
クスリとも出来ないあっという間の3時間。
重厚な作品でした。
この作品に限らず、映画でも現実でも
宗教の為に沢山の人が犠牲になっているのを見ると、
そもそも宗教ってなんだっけ?
って考えてしまいます。
(各々の宗教を信じる人が救われるためのもの
だから、こうなっちゃうのかもしれませんが、)
殉教者のこの世で苦しむ代わりに、
あの世で救われる。みたいなのは、
それこそ救われない話だという気がします。
キリスト教と仏教の、
似たところや相容れないところが、
お互いの主張の中で見えてきて面白かったです。
聞いてて、ボクは生活の中で無意識に
仏教的な世界の捉え方をしてるんだなと思いました。