認知心理学の領域における二重過程理論とは、人間が頭の中で情報処理を行う時に、異なる2つのプロセスがあると考えた理論です。
この2つの過程は暗黙の(自動的な)無意識の過程と、明示的な(コントロールされた)意識的な過程からなることが多いとされています。
・暗黙の(自動的な)無意識の過程をシステム1
・明示的な(コントロールされた)意識的な過程をシステム2
と呼び、これらはお互い独立しながら同時に稼働していると考えられています。
直観的判断と論理的判断をお互い独立しながら同時に、頭の中で稼働していると考えるとイメージしやすいのでしょうか。
直観的判断で解決できない時には、それまでの情報をもとに論理的判断の場面となり物事を決めていきます。
しかし、脳が疲れていると、つい直観的判断が強く出てしまい、論理的思考ができなくなってしまう・・・。
そんな感じでしょうか。