流通チャネルを分類する方法 | ソリューションのおぼえがき

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流通チャネルの分類方法は、チャネル段階の数(長さ)、流通業者の数(幅)、結合の3 つがあります。

 

① チャネル段階の数

・0段階チャネル・・・ダイレクト・マーケティング・チャネルとも呼ばれ、製造業者と消費者が直接取引を行う経路のことを言います。インターネットによる直販などのことです。

・1段階チャネル・・・製造業者と消費者の間に、消費財の場合は小売業者、生産財の場合は代理商など、1つの中間業者が存在する経路のことを言います。

・2段階チャネル・・・ 製造業者と消費者の間に、卸売業者と小売業者が存在している経路のことです。

・3段階チャネル・・・ 製造業者と消費者の間に、卸売業者2つと小売業者が存在している経路のことです。

 

② 流通業者の数

流通業者の数、すなわちチャネルの幅による分類のことで、開放的チャネル政策、選択的チャネル政策、専売的チャネル政策の3 つがあります。

 

③ 結合による分類

垂直的マーケティングシステムといわれるもので、企業システム、契約システム、管理システムの3つがあります。

・企業システム・・・資本的統合により、同一資本の下に製販の各段階が垂直統合されるシステムのことです。川下側に統合する前方垂直統合と川上に統合する後方垂直統合、両方に統合する混合垂直統合があります。

・契約システム・・・独立企業が契約により結びつくシステムで、フランチャイズチェーンなどのことです。

・管理システム・・・メンバーが自主性を保ちながら伝統的チャネルよりも強く結びつくシステムのことです。