組織戦略の策定のためのフレームで「7S」という考え方があります。
組織面の経営資源を7つに分類して整理します。
【ハード資源のS】
①Strategy:組織戦略
②Structure:組織構造
③System:人事制度
【ソフト資源のS】
④Shared Value:従業員の価値観
⑤Skill:組織力
⑥Staff:個々の能力
⑦Style:社風
ハードのSは比較的変更することは容易だと言われていますが、ソフトのSは変革するためには時間がかかると言われています。
このフレームは私も人事制度を策定するときに整理するフレームとして活用します。
やはり、ハードは外部の人間でも変革可能ですが、ソフトは成果が見えにくく難しいです。
しかし、この中でも「Shared Value:価値観」に変化の兆しが見えたとき、会社の変革スピードは一気に上ると感じることが多いです。やはり、組織文化はなかなか変わらないからです。
価値観を共有するには、トップ自らが「情報を開示すること」「方向性を指し示すこと」「議論して決めること」が大切だと感じています。