ピークエンドの法則(peak-end rule)とは、心理学的に相手から印象は「 ピーク(山場)」と「エンド(終わり)」で決まるという法則で、D.カーネマン博士が名付けた法則といわれています。あらゆる経験の快苦すなわち、快楽と苦痛の記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まるという法則のことです。
この法則を営業で応用すると、顧客とのコミュニケーションの中で「ピーク」と「エンド」を意識した行動により、顧客に好印象を持ってもらうことが可能になります。
例えば、顧客の好きな話題で盛り上がる、最後に顧客が興味を持つような提案をするなど、営業トークにメリハリをつけることで、「あの人の話はなんだかおもしろいな」と感じてもらうことができます。
日常行動でも、ピークエンドの考えを意識することで、相手との気持ち良いコミュニケーションをとることができます。