サーバント・リーダーシップを導入する際にはデメリットも理解しておく必要があります。
①決定までに時間がかかってしまう
物事を決定するまでに時間がかかるという点があります。
支配型のリーダーは自分の意思一つで物事を決定できますが、サーバント・リーダーの場合はチーム全員の意見を聞き、それをまとめた上で話し合って決定しなければなりません。
②経験や知識が必要である
業務において知識や経験が少ない人はサーバント・リーダーには不向きです。
サーバント・リーダーはメンバーの意見を取り入れ、上手にまとめなければなりません。
③メンバーが脱落してしまう危険性がある
サーバント・リーダーシップはチームを引っ張るのではなくチームを支えるという方法です。
そのため、人に指示された仕事だけをしたいという人、知識や経験が少なく自分で考える力がまだ育っていないという人がチームにいる場合、サーバント・リーダーのやり方についていけず脱落してしまう可能性もあります。
④方向性が決まりにくい
サーバント・リーダーはメンバーの話をよく聞いてチームの方向性を決めていかなければなりません。どうしてもメンバーを説得する必要がある場合は、納得するまできちんと説明する必要があります。