ブルーオーシャン戦略は「購買者にとって今までに無い価値を提供する」ことが重要だといわれています。
そのための検証ツールが「買い手の効用マップ」と呼ばれるものです。
6×6のマトリクスを作成し、埋めていく作業をします。
縦軸に、「効用を生み出す6つのテコ」
①顧客の生産性:時間短縮やアウトプット量に貢献可能か
②シンプルさ:単純明快か
③利便性:手間がかからず、便利か
④リスク:リスクを減らせられるか
⑤楽しさ・好ましいイメージ:楽しさは増しているか
⑥環境へのやさしさ:環境負担が少ないか
横軸に、「購買経験6ステージ」
①購入:商品がすぐに見つかり、購入は簡単か
②納品:すぐに使えるか
③使用:誰でも使えるか
④併用:類似品と比較可能で、性能が優れているか
⑤保守管理:手入れが簡単・安価か
⑥廃棄:廃棄するときのコストは安いか
もちろん自社商品だけでなく、競合商品についても埋めていきます。
その中で、特に横軸の顧客のどのステージで差別化が可能なのか?を考えます。
このツールは、商品の差別化マップとしても使えるので、戦略論に限定せず、自社商品のポジションを見る指標としても使えます。