社長およびトップ層の任せ方の勘所 | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

社長の最大の任務は、経営の長期計画であり後継者の育成として考えると、その他については、なるべく幹部以下に任せるようにしたいものです。

 

・松下社長が二百五十年計画と人づくりに専念、財務経理は高橋副社長にまかせ、松下電器はトップに立ったといわれています。

・本田社長は開発に専念、他の大部分は藤沢副社長に任せ切り、ホンダも世界のトップメーカーとなりました。

 

中小企業のトップの場合、直接指揮は緊急に限り、例外としたい。とくに財務の任せ方に公私混同をしないことです。

 

また、役員は専門部門を任されて担当しても、トップ会議では常に部門利益代表にとどまらず、マクロと長期の観点で考え、発言してほしいものです。

 

自分の独断より、任せて衆智を集めた方がずっと良い仕事ができるという経営哲学に立つことが、任せて経営が発展する極意になるのだろうと思います。