野心のない若者が増えているといいますが、私は少し違う解釈の仕方をしています。
野心のある若者は海外に出ています。色々とチャレンジしている人はたくさんいます。
また、様々な分野で選択肢が広がっている社会です。
大企業でサラリーマンだけが人生ではないと考えるのが普通でしょう。
また、人口が減少している昨今、絶対数が少なくなっているということと、アジアの各国の経済成長で野心のある若者がどんどん日本に来ているから、相対的に見てそう見えるのだという認識を持っています。
では、大企業の若手従業員などで管理職になりたい人が減ってきているという明確なデータがあります。
これは何を意味しているのでしょうか?
・管理職とは名ばかりで、酷使されるだけ。
・管理職の諸先輩を見ていて、みんなしんどそうに仕事をしている。
・責任は取らされるけど、手柄は上に取られているように見える。
・決断することは怖いこと、会社にクビにされるかもしれない。
インタビューではこのようなことが聞こえてきます。
ようは、「割に合わない職務」に見えているのだろうということなのでしょうか。
人は変化を容認することが苦手な動物です。
責任や決断を求められることが一番嫌なことだと考えると、今の管理職の立場になりたくない若手従業員の気持ちもわかってきます。
責任や決断を迫るとき、経営者は、その管理職の立場を理解してあげることが重要です。
また、失敗への許容と権限の付与も必要になることを頭に入れてください。