ある予備校講師は、新浪人生が学び始める前に、必ず次のようなメッセージを贈るそうです。
『ここにいる人の中には、なぜ自分が志望校に落ちたのか分からない人もいるでしょう。自分はどこを間違えたのかすら、分かっていない人もいると思います。自分はそんなにバカじゃない、何となくわかっている。そんな甘い考えで、自分がどれくらいできないかを見ようともしない。だから落ちたのです。自分の甘さに負けたのです。これから一年、あなた達は徹底的に出来ない自分を突き付けられます。それを克服した人だけが合格すると思いなさい。臭いものには、一切蓋をしてはいけません』
厳しい言葉ですが、これを聞いた浪人生たちは「この一年は臭いものに蓋をしない」をスローガンに掲げ、できない自分をしっかり直視しながら勉学に励むそうです。
何が大切なのかが分かれば、仕事ができます。勉強ができます。問題が無くなります。すべてがうまく行き、すべてが成功します。
うまく行っていない時ほど、大切なことは何かを見つけて、そこに軸足を置いてみましょう。