一般に 2 つの変数間の関係のことを「相関関係」と呼びます。
一方の変数の値が増加したときにもう一方の変数の値も増加する傾向があるとき、2 変数間には正の相関関係があるといいます。
逆に、一方が増加したときにもう一方が減少する傾向がある場合には負の相関関係があるといいます。
正や負の相関関係が見られないときは相関関係がない、あるいは無相関といいます。
視覚的に捉えるためには、散布図を用います。相関関係があるのか、あるとしたら正負のどちらか、強いのか弱いのかを視覚的におおよその所を捉えることはできます。
また、相関係数(correlation coefficient)と呼ばれる、2つの変数の相関度合いを数値で表現する方法もあります。
その場合は、−1 から 1 の間の実数値をとり、1 に近いときは2 つの確率変数には正の相関があると表現し、−1 に近ければ負の相関があると表現します。