ホランドのキャリア理論① パーソナリティの発達の仕方について | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

ホランド(Holland)の理論は、パーソナリティ(性格)および職業(働く環境)の特徴を6つのタイプに分類し、両者のマッチングをはかろうとしたものです。
6つのタイプを正六角形の頂点に配置してて、その相互関係を実証的に検証したことから、6角形モデルともいわれています。
この理論では、あるパーソナリティ・タイプを持つ人は、同じタイプの職業を選択することによって、職業満足や、職業上の安定と業績を得ることができると結論付けています。
理論上ですが、個人のパーソナリティ・タイプを調べ、職業のタイプの分類が整えば、妥当な適職を選択することが可能となります。
ホランドは、単に人と職業のマッチングだけを考えたのではありません。
「人と環境の相互作用」によって、人の興味や能力が発達するというキャリア発達の視点に立ってこの理論を構築したと考えられます。
 
■パーソナリティの発達 ~人と環境の相互作用~
ホランドは、人は、子どもの頃からの家庭や学校、親族、友人などの環境との相互の関わりによって、その人独自の自己観や世界観、価値観が生み出され、特徴ある行動傾向が作り出されていくと考えました。
つまり、「人」と「環境」が相互作用をしながら、その人特有のパーソナリティが発達していくと考えました。
「人」の側面としては、持って生まれた遺伝的な違いにより活動の選択や興味・関心の方向性が強められたり弱められたりします。
好きな活動を続けていくと、その活動に必要な能力が身に付きます。
このとき、良い成果があげられれば褒められたり、報酬を得られたりして、ますますその活動が好きになることでしょう。
結果として、人は特定の活動に興味・関心を持ち、独自の行動傾向を作り上げることになるのです。
一方で、人は「環境」からも大きく影響されると考えました。
家庭において親が子どもに対して何を褒めて、何を罰するかでも興味の方向性は異なってきます。
同様に、学校における教師、友人などの環境によって、その人特有のパーソナリティが形成されていくのです。