積極的傾聴(Active Listening)は、信頼関係を高めるすばらしいカウンセリング技法です。
積極的傾聴とは、話し相手の考えや気持ちを相手の立場にたって真剣に傾聴し、理解しようとする積極的な態度や姿勢のことです。
このような聴き方をすることにより、相手は自分の意見や考えを心から理解されたと感じ、「信頼関係」を築くことが可能になります。
1.聴いている姿勢を示す
タイミングよい相づち
「あなたの話を聴きたい」ということを伝えるためには、話す相手を励ます姿勢が重要になります。
例えば、相手の目を見てうなずくことは、非常に有効です。
最後まで話を聴く
相手が考えを述べているときに、発言をさえぎったり、質問をして、話の腰を折らないようにすることです。
相手の目を見る・身体が正面に向いている
相手の目を見ること、相手の正面に向いていること、腕や足を組まないこと、などに留意しましょう。
2.相手を受け止める
批判をしない
受け止める姿勢は相手に伝わります。相手に否定されていると感じさせないことです。
内容の確認をする
相手の話した内容を要約して確認することは、相手にとって理解し合えていることの確認になります。
3.相手を理解する
自分の言葉で言い換える
相手の話をより促すためには、相手の話した内容を要約して自分の言葉で言い換えることが有効です。
発言の背景を確認する
相手の話した内容の背景を確認することで、言葉の裏側にある考えや想いを知り、理解することが容易になります。