企業が凋落していく段階について | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

アメリカの経営学者ジェームズ・C・コリンズ氏が「ビジョナリー・カンパニー」で企業の凋落5段階について述べています。


第1段階:成功体験から生まれた危機感のなさ

第2段階:規律なき規模の追求

第3段階:リスクと危うさの否定

第4段階:救世主にすがる

第5段階:企業の存在価値の消滅


これをベンチャー企業の趨勢に置き換えてみます。


第1段階…個人事業や前職、小規模商売で儲かった!時代の流れに乗った!


第2段階…儲ければ良いや!急いで出店しよう!同業を買収しよう!新規事業をやってみよう!資金使途もないのに借入しよう!ベンチャーキャピタルから出資を仰ごう!


第3段階…前は儲かっていたので景気が戻れば大丈夫!本業が儲かっているから!あの人を信じる!


第4段階…怪しいブローカーから紹介されると銀行借入できる!学歴が良いから、人脈がありそうだから助けてくれる!あの金融機関は助けてくれる!大手企業との契約があと少しで決まる!       


第5段階…リスケ⇒信用不安⇒民事再生・倒産



ってな感じらしいです。


一般企業に置き換えてみます。


第1段階…自社商品は他社商品より優れていると思いこむ。


第2段階…売上高しか興味がいかない。


第3段階…顧客・マーケット・技術の変化を見ようとしない。


第4段階…誰かが良案・差別化を思いつくと期待している。


第5段階…クライアント・カスタマが離れていく。

皆様の会社ではどうなっていますでしょうか?


やはり、企業は持続的に存在することのために、危機感や変わることを恐れてはいけないのでしょう。


そこで働く人も、会社に属することだけではなく、社会に属しているのだということを意識してほしいものです。