「で、君はどうしたいの?」
前職でマネジャーに質問するといつもこのように言われました。
「君の言いたいことはわかった。・・・で、君はどうしたいの?」
「君はどうしたいのって言われても・・・」(・・・「何このマネジャーは、意見を言わず逃げてるねん!」「あんたもどうしたいのかわからへんのやろ!」)
初めは心の中で、このようなことを考えておりました。
しばらくするとこう考え方が変わります・・・「そもそも、ぼくはどうしたいんだったっけ??」
それを考えずにマネジャーに質問していたんだ・・・。次からは「何をしたいのか」を考えて質問しよう・・・。
幾度かの機会で同じような事を繰り返していきます。するとあるときマネジャーから、
「君が、そう考えるなら、やってみてみ」そ、そうか!マネジャーは私の考えを聞いて任せようとしていたのか!
なぜか、心の中が熱くなったのを覚えています。(ぼくに任せてくれるんだ。頑張ってみよう!)
ただ、1点だけ頭の中をよぎります。
もしかして「意見を言わず任せたふりをして責任を押し付ける。自分は逃げようと思ってるん違うかな?」
これは考えるほど、不安になりました。いろいろな会社がありますもんね。例えば、
・経営者に意見しただけでクビになる会社。
・メンバーの手柄はマネジャーの成功、メンバーの失敗はメンバー自身の責任にしてしまう会社。
・メンバー本人には「きれい事」をいっておきながら、自分の上役には「あいつの能力が低い」だのと、あまりにもひどいと責任転嫁するマネジャー。
とまあ、責任を取らない人をたくさん見る機会がありました。世の中色々とやりにくい組織もあるみたいですよね。
私はどう考えたか?
任せてくれている仕事。これをやり遂げることは自分に身に付くことが一つ増えるということ。だからやろう・・・
↓
任せてくれているものの、最後の責任はどう取ってくれるのか?失敗しても成功しても、一緒に責任を取ってくれるのかは確認しておこう。
↓
途中経過はポイントをしっかりと伝えよう。そうすることによってマネジャーを逃げさせないようにする。うまくいかないとき、サポートがなくても目指した成果を挙げるまではあきらめずやり遂げよう。
↓
これで、マネジャーが感情的になって僕のことを嫌いになった時は潔く諦めよう。ただし、この仕事は他の誰もできなかった、と思おう。
こう整理することですっきりすることができました。
なかなか、こう考えることは日々の業務の中で難しいと思います。だってこんなに覚悟を持つような任され方をする仕事もそうそうありませんしね。
だから、普段は「で、君はどうしたいの?」と言われていると言う事は、すなわち
「任せたいんだけど、どうすればよいか教えてよ」と言われたのだと思うようにしました。