従業員100人以下の中小企業にお伺いする機会が多くあるのですが、社長が会社の方向性を変えよう、社内改革を進めようとする時、大なり小なりの抵抗が社内に起こるものです。
この抵抗勢力に対して、「社長がどのように接し、対応するか」で改革の結果はほぼ8割方決まる印象です。
ここを一緒に乗り切ることに私も最大限力を注ぐものの・・・、
多くの場合は、多数派を占める従業員からの抵抗に押される形で改革をするどころか”今のまま変わらない”という結果を選択してしまいます。
だから、改革を成功させるためには、様々な要素が必要になってきます。
中でも、何より重要なことはリーダーである社長の「断固たる覚悟」があるかどうかにかかってきます。
多少の痛みは伴うかもしれない・・・、けれども、従業員と会社の未来を守り続けるためには、多少の犠牲を払ったとしても、この改革を断行するという強い覚悟そのものです。
こういう時は、ハンズオンで取り組むと成果がしっかりとあらわれてきます。
余談ですが
先日困ったことに、お客様でこの覚悟が見られない経営者がいて、かなり落胆してしまいました。
変革をお願いしたいというものの、現場に出て従業員とコミュニケーションを図らないことにまずびっくり。
そのくせ、現場責任者に「お前は能力がない」の一点張り・・・。
こんな特徴がみられました。
自分の発言した言葉に責任を持てない
ヒトと手足だと勘違いしている
猜疑心が強い
出張と言いながら、ゴルフ三昧
さすがにやばい会社になっていました。